目を覚ますと、色彩がうるさい部屋にいた。

魔法は使えず、異能は働かず、スマホは圏外。

権能は機能せず、妖術も呪術も、何もかも働かない。


周囲を見渡せば、どこかのロビーのようにも見える。

入り口を開けてみる

入り口のような大きな硝子扉は、壁に張り付いたように開かない。
破壊しようにも、力は使えないし、なによりびくともしない。

周囲を観察する

他にも人がいるようだ。
部屋の中には防火扉のような扉がある。どうも、他の部屋もあるようだ。