青柳 (Eno:17)
青柳菊介(あおやなぎ きくすけ)
身長188㎝。血液型O型。
とある日本という国にて小説作家をしているらしい。
ただし、知名度は低いためあまり職業については語らない。
口が普通に悪い。
年は58。
画像はpicrewの一癖おじさんより。
ログ公開フリーです。
突然の煙草タイムがありますがPLが大体不在になる旨と思って頂けますと幸いです。
このPCは異世界転生物のジャンルが(理由付けが単調すぎるという理由で)嫌いですが理解はまあまああります。PLは好きなので悪しからず。
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妹の娘を預かっていた。
未熟者の落語を好み、下の名を悪戯がてら呼んでくれていた。
知らせが来たのは演目が終わってから。
それ以来、芸の道は離れ、小説家へと変わった。
処女作は、『愛しき秋の子よ』。
季節を巡る中に描かれる子供の姿が愛らしいとそこそこ話題になったが、やがてほとんどの者に忘れられた。
なにせ、20年も前の話なのだから。
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男は前へと踏み出していく。
どんなに傷がつきようと。
どんなに別れが来ようと。
この出会いで、己は前に進めたのだから。
――後は。
皆の名を背負い、墓場まで持っていこう。
新しい墓石に掘られた、誰かの名前と共に。
ーーー
「先生のシリーズ作、好評ですよ!」
「『時を旅する少女』に、『赤いドレスでカーテシーを』、
『終わりの門番』に、『語らいの友』!
そして名作『四角い広場』
どれもこれも実際に体験したかのような迫力、との感想で持ち切りですよ!」
「そうかい。……好評そうなら、なによりだわな」
「あ、でも先生、これ、なんでシリーズなんですか?」
「なんでか、ねぇ」
「まあ、そいつらはある一点、共通してる事があるのさ」
「……どれもこれも、一人の旅人が聞いたってな」
「なるほど、そういうことですか!
にしても先生、以前はファンタジー系統は
書かないと思ったんですが、なぜ急に?」
「はは、なんでだと思うか?」
「……奪われちまったのさ、その世界に、心をな」
――編集者と人気急上昇中の小説作家の対談を一部抜粋。