拠点
最初に入った建物。
救護室や仮眠室、ロビーもある。
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>> 12579
>>12579
「自分で考えて動かねばならない事は、行き先や在り方も定義出来る事。行き先を決めない旅路と同じだな。不安が付き纏ったとしても大人とは、開放的だ。
故に、同感だな。互いに良い旅路のままであれと祈るばかりだ」
立ち上がる貴方を見て、ふと時計を見る。指す時間がこの世界ではどこまで正確なのかは分からないが、目安にはなる。
「こちらこそ、とても有意義であった。ありがとう、そしてまた会おう、ダニエル殿」
聞いた名を覚える様に早速呼びながら、男も手を上げて返すのだった─

「名を褒められるのは、悪くない。貴殿の名も、私の世界では中々聞いた事のない響きだが、良い音をしていると感じたとも」
西洋に近い文化圏の人間な男にとっても貴方の名前はどこか珍しいと感じ、言葉の意味までは知らなかったものの、それだけに印象のみを抽出した言葉が出たらしい。
「ああ、よろしく。好きな様に呼んでくれて構わないとも、貴殿の感性から生じた物だ、紳士呼びもまた、価値を感じる」
礼を言われ、男もまた礼を返す。貴方との話も等しく、興味深く、楽しいものなのだからと。

>> 12578
>>12578
「大人のほうが断然いいよ。全てにおいて責任が伴うけど、それさえ覚えておけば何をするにも自由だ。
お互い、そうやって思うままに生きられたらいいね」
ちょうど綺麗に仕分け終わったトランプを二組懐にしまい、立ち上がる。
「良い時間だった。俺はそろそろ休んでこようかな。
どうもありがとうアルヴァさん、またね」
友人とのやりとりで覚えた名前を口にする。
そこでようやく自分は名「ああ、俺はダニエルって言うよ」なんて思い出したかのように付け加えつつ手を振り、その

>> 12573
>>12573
「ふっ。眩しい、とは上手い言い方をするものだな。素直に受け取らねばそれが難しい者にとって失礼になるだろうとも」
故に、短い感謝の言葉を返すのだ。ままならない事が多いのは知っているだけに、その点自分は自由に思える事に価値を感じられたのだ。
「幼い間は親の方針は啓示にも等しいからな、苦労をした事だろう。だからこそ、その分を取り戻すのは良い事だ。先程貴殿が言った様に、思うがままに生きるのが難しいのもまた事実、大人になってからそれを回収出来る事も美点と言えよう」

>> 12576
>>12576
「本当に伸びる子だなぁ」
君の心に掛かっていた負担はきっと自分が想像するものより何倍も大きかったのかもしれない。
着実に慣れと成長があるらしい様子に柔らかく目を細めた。
「見栄だって張り続けていれば自分の一部になることだってあるよ。
でもまぁ、もし背伸びしすぎて疲れたら素直に休んでね。弱音とかあれば聞くしさ」
それじゃあまた後で、と紡ぐ男の口元は楽しげに弧を描いていたのだった。

>> 12571
「真面目に見えているのならよかったです……」
「はじめは声をかけられるだけで逃げかけてて」
嫌でも慣れなければいけないのと、
君のような方が話してくれたり周りのおかげで少しずつ怖さは減っています。
「びびりが見栄を張って格好つけているようなものですが……頑張ってます」
「はい! ではまた後で」
楽しみにしてますね〜。

「本当に紳士さんみたいな名前……」
こちらは東洋の文化。
たとえ世界が似通っていてもその名に浮き世離れした雰囲気と、格好よさを覚える感性を持っています。
「へへ、紳士さんとも呼んでいいんですね」
「しばらくの間だけですが、
よろしくお願いしますねアルヴァさん」
お話してるところお邪魔させてありがとうございます、改めてお礼を言うことでしょう。

>> 12572
>>12572
「いいんじゃない?思うままに生きるのが難しい奴だっているんだし、それもまた他人にとっては眩しい美点になり得るものだよ」
大人になればなるほど雁字搦めになることだってあると知っているから。
この男にとっては褒めるに値するようだった。
「そうだね、そんなとこ。親の教育が厳しかったからその反動もあって今のびのびやってる感じだよ」

>> 12569
>>12569
「そう褒める事はない。私はただ、思うままに生きているのみなのだから」
言い方こそ格好つけてはいるが、木が生えてきたら恐らくすぐに有言実行するだろう。それが腰に来て、登り切れず成虫の蝉の様になるかもしれない。思うままの結果は、その様になるらしい。
「ほぉ。ともすれば、互いに童心とは生涯の付き合いらしいな。トランプに真剣に取り組む姿を思えば、それも納得も出来る気がするな。無論、良い意味でだ。だが、幼い頃は我慢でもしていたかな?」

「レイクくんって……かなり真面目な子なんだね」
しみじみとした様子で呟いた。
「嬉しいな。俺もあとで何か書くよ」
メッセージカードなんていつぶりだろう。思い返しても覚えがない。
懐かしさよりもワクワクのほうが顔を覗かせているから、多分殆ど経験なかったかも。

「紳士さん、それはそれで悪くない響きだな…私はアルヴァ・オルジネスだ。私からは、レイク殿と呼ばせてもらおう。改めてよろしく頼む」

>> 12564
>>12564
「アハ。柔軟性の高い思考や風格だけじゃなくて、茶目っ気まであるときた。
敵わないなぁ」
着こなしも雰囲気も厳かな貴方が木登りする様子を見たらだいぶ面白そうだ。
木、今から生えてこないだろうか。
「俺の場合過ぎ去った時期というより、現在進行形かもね。
君同様童心は衰えたつもりないし、今もずっとゲームが好きだから遊べそうな時ははっちゃけるよ。幼い頃の方が大人しかったくらい」

「? 大丈夫ですよ、資源節約してるんで」
トランプの奢りは丁重にお断りをした。
紙ばかり作ってるのもあり、交換する資源は残ってるのだという。
「じゃあダニエルさんにせっかくなんでなんか書きますよ」
「それと、紳士さんもよければお名前教えてください」
記録したいんで、とにこりと笑った。
「僕は、先ほどから聞こえているかもしれませんが」
「からすばといいます」
「今のがファミリーネームで、れいくが名前ですね」

「謙遜する事はない、組織から提供される物は幅広く、それも種類を増やして様々な点をカバーしてくれてはいる。
だが、それだけに何が不足していてるかという点は盲点になりやすい。用意してもらう、のではなく用意するという発想がだ。考える事は力だ、不足の解消へのアイデアも良い物だ」
先程のトランプを使っての手紙の案しかり。
男はおべっかは使わない、なのですごいと思った時はとても褒めるらしい。

ものすごく褒めてくれる!
嬉しくてでれでれしている。
「えへへへ……そんな大層な言い方されると照れちゃいますね」
元より生活レベルを上げるためでもあったが。
こういうことも、気分転換と暇つぶしになっていいものだった。

>> 12557
>>12557
貴方のカードの仕分け方に答え合わせの様な物を感じて、納得した様に顎を撫でた。1人で遊ぶトランプのゲーム、言われてみればそれが有力だったか、と内心で。
「ふ、歳も取れば勝手に風格だけは出るのでな。好奇心という点で言えば、童心は衰えていないぞ。もし、この世界の状況下に木があるのならば、登ってみたくなるやもしれん」
釣られるように笑みをこぼし。
「貴殿もまた、私の目には落ち着いた青年に見えるわけだが、そうした時期もおありかな?」

「……」
「ここ異能使えない場所で本当に良かった。そうじゃなかったら多分咳き込んでたな、今」
トランプを仕分ける手が一瞬止まった。それからまたなんでもない風に動き始める。
「……俺奢るから、本当に一組手紙用に使わない?レイクくん。
それちょっと格好いいしセンスあるなって思っちゃった」
「レイクくんはクラブのJとかかな……」
防水加工だし保管したい手紙とかにはありがたい素材だと思う。

「ふむ、勤勉だな。何が起こるか、何があるのか分からない世界でその記録の行為は命を繋ぐ行為になるだろう。人名を覚えるのだって、こうした場所だからこそ、人との縁が力になるだろう」
色々の部分は、プライベートな内容かもしれないと思い、あえて何か言わない方が良いか、と。
「確かに、直接会う以外では連絡等は中々…科学的なアレソレもそこには見当たらない以上、かなり重要な物になるな。人々の為に貴殿は試行錯誤をしているのか、素晴らしい」

「それは凄く思う。連絡手段、欲しいよね」
あわよくばスマートフォンなど電子機器を十全な状態で使用したい。
わがまま現代っ子人間のちょっとした願い。
願いはおいておくとして、青年の話には大いに同意した。

「あとは、破れない方が嬉しいかなって」
残りは単純に強度だった。
メモ帳よりも強い紙が欲しくて。
「でも正直このトランプに使われてる素材がよくて」
「冗談抜きでもう一組メッセージカードにするのもいいかもしれません……」
「……ダニエルさんにはダイヤのエースとかで」

>> 12553
>>12553
トランプを二組使い、一人で遊ぶゲームとなるとそれなりに絞られてくるのかもしれない。
向けられる視線は気にすることなく、むしろ手の内を明かすかのように丁寧にカードが仕分けられていった。
「良いこと言うね。
それに厳格そうな御仁だと内心思っていたけど、随分やんちゃだったんだね。
今木登りは流石に難しそうだけど」
面白そうに口角が上がる。人は見かけによらないとはよく言ったもの。

「えっと、はい、記録です」
「怖い敵いたな、とか毒が痛かったとか……」
そのあたりは支給されたメモ帳で事なきを得ているが。
「それと皆さんのお名前を覚えたり……色々書いたり」
「あとそうです、お手紙とか」
「……あんまり連絡手段ないじゃないですか此処」
映えは伝わらないかもしれないが、華やかな方がいいかな、とか。

「全然?こんなにもレイクくんのことを応援しているのに伝わらないなんて心外だなぁ」
声は全然悲哀の色などない。雑だし軽い。
「全部メモ帳で事足りるのではと思ったけど、そういうことか。
それなら頑張らなきゃだね」
雑だし軽い口ぶりではあるが、応援の気持ちはちゃんとあるわけで。
「作ったパンだってしっかり美味しかったし、紙だってきっと出来ない道理はないよ」

(最強になるのか、すごいな…)
口には出さないが、そんな感想を抱いた。
「ふむ、それは確かにそうだな。色がついていた場合、識別のしやすさもあるし、人に送る時にも華がある…記録、記録か。やはり、この世界で日記をつけたり、探索の結果を残したりとか、そうした用途だろうか?」

>> 12550
>>12550
「目に見えない物であれど、人の心は消耗するものだ。環境に、あるいは他の問題に消費される。娯楽はその消費した物を癒したり、あるいは一時的にそれを忘れさせる力がある。それ故に、価値がある」
まとめられていくトランプに視線を向ける、まとめられる過程で数字がある程度の規則を持っていたかどうか、等を材料に何をやっていたのかを考える様に。それ自体も少し楽しむ様に。
「だが、そうだな…私自身の好む遊びか。トランプ以外で言うならば、幼い頃は木登りとかそうした物が好きだったな」

「ダニエルさんの励まし方少し雑じゃありませんか~~?」
紳士さんにも改めてお辞儀をします。
自分の世界以外では頭を下げることは不思議に思われることも多々あるらしいですが、癖ですねもう。
「紙にちょっと色があったり丈夫だと、
渡しやすいし、残しておくのにもいいかなって思ったり」
「色々記録することが増えたので」
奥さんがいる人までここに連れてこられているんだ、ちょっとびっくり。

>> 12547
>>12547
「へぇ、奥さんが。成る程ね」
うんうんと耳を傾けつつ手元のトランプをまとめていく。二組のトランプを使うソリティアをしていたからかカードの量が少し多い。
「娯楽や遊戯は余計なものだなんて言う輩もいるけど、必要なものだけではヒトとして生きることができても人間として生きていくのは難しいしね。
君はどういう遊びが好き?トランプ以外にも何かやるのかな」

「大丈夫大丈夫。
いずれそのうちレイクくんの紙も遊べて占いも出来て色が大量に付いてて最強になれるよ、強くなろう」
これは適当10割ぬかしている男。

返ってきた挨拶に、カップの中のミスを誤魔化し切れたかと思い込み、安堵と共に向かいに腰を下ろす。
「先に話題に出しておいて恥ずかしい限りだが、やった事がない、妻が好んでいただけだ。当の私は貴殿と同じで遊戯として使っている、良いな遊戯という物は集中力を高められる」

本当にこのメッセージを削除しますか?