女王 (Eno:2)
馬鹿で、弱くて、どうしようもない種族が人間だ。
健気で、暖かくて、かけがえのない種族が人間というものだ。
そんなお前たちが面倒だった、鬱陶しかった。
そんなあなた達が愛おしかった、大切だった。
【名前】 女王(クイーン、ルージュ)
【性別】 女性
【身長】 150cm
【性格】 苛烈、愛情深い
【好き】 人間、赤色
【嫌い】 兵器、戦争
とある軍で『女王』と名付けられていたヒューマノイド。
扱いとしては兵器に近く、人間の代わりに戦うことが使命である。
その使命を本人が重荷に思ったことは一度もないらしい。
自分よりも儚く弱い生物を守るために戦えることが嬉しいようだ。
真っ赤な見た目に苛烈な弁舌から勘違いされやすいが、
本人はかなり人間及びその他生物に甘いところがある。
もちろん、そこを指摘されればうんざりした顔で息を吐くだろう。
生物を守るために造られた存在が生物を嫌うはずがないだろうと。
きっと『また』はないだろうから、
別れの言葉は『さようなら』を告げさせて。
さようなら、手間のかかるお馬鹿さん達。
さようなら、どうかその命を最後まで燃やし尽くしてね。
どこかであなた達が幸せでいてくれますように。