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FA/ログ: ****

ダニエル (Eno:25)

─────────────

君のおかげで俺は生まれて初めて心の底から笑うことができた。
何にも邪魔されることなく、取り上げられることなく、
最後まで自分の感情として形にすることができた。

ただ呪いが解かれただけではそうはいかない。
そもそもまず大きく心が揺れるほどの感情が出てこなければ笑うことなどないのだから。

この恩は君が思うよりも大きいんだ。
これから、何がなんでも返していくから覚悟しててよね。

─────────────

Daniel Winston (ダニエル・ウィンストン)

180cm/34歳/男
like:実兄、実弟、友人、ゲーム
hate:自分、自分の異能、実兄、実弟

常にダウナー気味の男性。
異能と呼ばれる特殊能力を持っているが、ここでは発揮されない。
そのことに大層喜んでいた。

+

男の世界には異能と呼ばれる法則を無視した不可思議な力を持つ者が存在した。
男もまた異能を持つ者で、自身の能力を「呪い」と名付けた。

その内容は「感情が一定以上高まると花に変換され吐き出す」というもの。
喜びも悲しみも怒りも等しく、激しく露わにしようとすると突然呼吸を奪われ強制的に咳と共に花を吐き出す。
残ったものは嘔吐の疲労や苦痛と虚脱感のみ。
制御できない己の異能が嫌で嫌で仕方がなかった。
自分だけ感情を出すなと言われ押さえつけられ、取り上げられているようで不快だった。
花を見るのもいつしか嫌いになった。

+

異能さえ除けばどこにでもあるような平凡な世界だったが、ある日常識外れの世界に飛ばされる。
正確には"入れ替わってしまった"のだが、ここでは割愛とする。

+

見知らぬ世界に飛ばされ時間をかけて覚悟を決めた直後、イレギュラーによってLiberated Roomに迷い込んだ。

吐き出しきれない諦観を抱えていたけれど。
今はただ、『約束』を胸に抱いている。
手を伸ばすことを疲れてやめてしまった淡い光を、
男はもう一度見つめ始めた。