頸斬り兎の懐中時計 (Eno:81)
名を忘れた少女。大事な物は自分と、手に握る懐中時計だけ。
行かなければならない場所があった気がするのだけれど、さて。とっくに時間は過ぎているので気にしないことにした。
それでも、時計は針を刻み続けている。
ちょっと急ぎ足になる事にした。待たせている子に申し訳ないし。
名を忘れた少女。大事な物は自分と、手に握る懐中時計だけ。
行かなければならない場所があった気がするのだけれど、さて。とっくに時間は過ぎているので気にしないことにした。
それでも、時計は針を刻み続けている。
ちょっと急ぎ足になる事にした。待たせている子に申し訳ないし。