冷水

 穏やかに過ごすつもりだったのに、その安寧は奪われてしまった。私はこういうのは嫌いだ。七日目のハレゾラは望めない。支援は打ち切られ、資源の数は頭打ち。最早救援は望めないのだろう。悲しいことに。つまり、生きるために殺すしか無い。成る程。

 ナイフがあるのが最悪だ。銀色の刃、鋭い形。最早、殺せと言っているだろう。私はこういうのは好きじゃない。穏やかに生きられればいいが。

 

 まあそれも、今更かもしれない。

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 こんなゆめをみる。

 やさしくおだやかなゆめをみる。

 とろけるまぶたのおくそこで、私はしあわせなゆめをみる。

 そんなものはもうどこにもないのに。

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「■■■■〜!」

「ねえねえ、今日は…………る?」

「い……だよ!好き……とやろ!」

「だってそれは■■■■の人生だから!」

 こんなゆめをみる。

 つめたいゆめ。れいすいのようなゆめ。

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「■■■■、お前は……をして……ていく…だ」

「お…には才…がある。……の人生は……に捧げろ」

「■■■■の分もな」

「全てを……に」

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 こんな夢を見る。私は雨に打たれている。止まぬ雨音。耳鳴り、蝉時雨、吹雪の音。止まない雨。夕日、宵闇、温もり、香り。黄昏の縁で、その雨は、赤く、黒く、苦く。

 私はそれは、好きじゃない。だから紫陽花を添えるようにした。

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 こんな夢を見る。自分の掌を目に入れれば、その手はどす黒い極彩色に染まっている。取り返しはつかない。私はどこにも行けない。その感覚が私を支配して止まない。そしてそれは現実だった。私はもう何もわからない。私は帰ってこない。私の手はの色に染まっているからだ。

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 こんな夢を見る。私は私を探している。私の心の在り処を探している。私の人生の形を探している。私の■■■■を探している。どこにもない。ない。ないのに。こうなりたいわけではなかったのに。私は違うのに。そうじゃないのに。

 けれどわたくしは器用で。けれどわたくしは、それが出来たのだ。

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 ■か■を。■か、■の。■を。……■か。

うるさい