『ロビー』

色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。

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『記録[雨の部屋]168:00:00を再生しています……』

通信機
2025-12-28 19:42:48 LogID: 20132

『新規記録はありません』

"ノイン"
2025-12-28 17:59:54 LogID: 20129

最期まで。

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通信機
2025-12-28 17:58:59 LogID: 20117

『資源倉庫への追加資源を配置しました』

"ノイン"
2025-12-28 17:58:56 LogID: 20115

「…………」

ああ、そろそろ暗転かな。瞳を閉じた。
この期に及んで何かする人もいるのだろう。それでも良かった。

見れないことだけが惜しかった。

俺は最後まで見るのだろう。人の命を、生を、ずっと。

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"ノイン"
2025-12-28 17:55:23 LogID: 20103

「……」

袋を持ち上げた。中には金貨がごまんと詰まっている。
先程まで空っぽ同然だったくせに。雨の犠牲が詰まっている。

「…………」

これだけあれば最後の最後まで観測は続けられるだろう。
それで良かった。それが良かった。

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"ノイン"
2025-12-28 17:51:47 LogID: 20093

「…………」

通信機の声を聞いている。静かに黙って、目を瞑って聞いている。
資源倉庫への追加資源を配置しました観測終了の鐘を聞いている。

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通信機
2025-12-28 17:49:13 LogID: 20084

『資源倉庫への追加資源を配置しました』

"ノイン"
2025-12-28 17:43:54 LogID: 20064

「……」

観測が終わっていく。雨と、揺らめく水に溶けて消えていく。
中庭と書かれている横の文字は、常に赤く光っている。

「あーあ、」「あーあ」

消えていく、終わっていく。

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通信機
2025-12-28 17:35:38 LogID: 20038

『資源倉庫への追加資源を配置しました』

通信機
2025-12-28 17:34:27 LogID: 20030

『資源倉庫への追加資源を配置しました』

通信機
2025-12-28 17:33:53 LogID: 20021

『資源倉庫への追加資源を配置しました』

"ノイン"
2025-12-28 17:24:33 LogID: 20004

「…………」

カウンター越し、モニターを見ている。浩々と赤が光っている。
赤が増えている。赤が増えていく。……ただ黙ったままに見ている。

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レイラ
2025-12-28 16:56:49 LogID: 19972

「ここも変化なし…確認終わり。」

ててて…と駆けて行った。

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鷹宮 龍一
2025-12-28 16:34:14 LogID: 19952

「……………」
今日の呼吸は今までの咳が嘘のように穏やか

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綿積雫
2025-12-28 16:28:47 LogID: 19947

あくまで左手は隠したまま。
2人に背を向けながら、彼女は中庭へと歩みを進める。

大丈夫、きっと怖くない。
家族みんなで一緒に行けるのだから。

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猫 でした
2025-12-28 16:26:49 LogID: 19946

「今更、拒みませんよ」

貴方がそういうのでしたら
猫たちはそれについて行くだけです。

信頼関係、家族とも言えるその強さは
見えなくともそこに確かにあるのですから。

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綾川 遥希
2025-12-28 16:26:09 LogID: 19944

「……うん。…見せて欲しい。」

そっと、ソファから立ち上がって。ついていくよと言うふうに。

貴女が見せたいものって、何だろう。

それがどんなものであろうと、彼女が私たちに見せたいと言ってくれたものなんだから。
受け入れる心は、準備できてる。

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綿積雫
2025-12-28 16:21:55 LogID: 19943

左手に集まる視線に気づく。
あぁ、やっぱり隠し切れない。
……それも当然か。
僕たちはきっと、家族みたいに思いあっているのだから。

「……最期に、どうしても見せたいものがあるんだ」
「一緒についてきてくれるかな……?」

そうやって、優しい響きで包むように。
終わりへと誘う。

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綾川 遥希
2025-12-28 16:17:29 LogID: 19939

「…おかえり。…ああ、無事だよ。……?」

気のせい、かと最初は思っていたかもしれません。
でも、次第に違和感に気づいていくでしょうか。

綾川は、それが何かを、聞くか聞くまいか、悩んでいた。

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猫 でした
2025-12-28 16:16:48 LogID: 19938

声が聞こえて、またしっぽが揺れていましたが
次第に目も開けたようで

「おかえりなさ……い?」

そういう前に、左手が気にはなりましたが
怪我でもしたのではないかと、少し心配です。

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綿積雫
2025-12-28 16:13:52 LogID: 19936

「や、ただいま」
「……2人とも落ちていないようでなによりだよ」

落ち着き払った声と共にロビーへ帰ってきた。
なぜか左手をかばうように隠している。

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綾川 遥希
2025-12-28 15:54:50 LogID: 19920

貴方の尻尾が揺れたなら。
そっと、手でまた優しく撫でて。

彼女が戻ってくるまで、ゆったりと続けているのかもしれません。
遅かったら探しに行きますが…おそらく、心配はいらないでしょう。

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猫 でした
2025-12-28 15:40:04 LogID: 19916

さぁ、寝ているのかもしれません。
けれど、貴方が隣にいることを察したのか

しっぽがまた、ゆらりと動いて。

とても落ち着いた様子で
なんの警戒もないような
猫そのものです。

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綾川 遥希
2025-12-28 15:36:20 LogID: 19913

起きていたなら、隣へ座り直しに行くのだろう。

そうして静かに過ぎる時を感じながら、ただ綾川は、安らぎを感じていました。

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綾川 遥希
2025-12-28 15:34:43 LogID: 19912

静かに、戻ってきて。起こさないように、近くの別のソファにそっと腰掛けました。いや、君はもう起きてるのかも知れないね。

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猫 でした
2025-12-28 15:27:10 LogID: 19905

……モニターの、ある欄を見て。
猫は密かに思いを寄せたとか

最後まで、優しい人だった。なんて

今度こそ、さよならを告げました。

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猫 でした
2025-12-28 15:03:18 LogID: 19888

戻ってきて、しっぽを軽く揺らしながら
ソファへ。

最後くらい、笑っていきましょう

マフラーにはもう、匂いなんて残ってないでしょうけど
まだ、大切にしていますよ

……雨、嫌いでしたね

そのまま、だんだんと目を閉じて。
猫はお昼寝へと入りました

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通信機
2025-12-28 14:39:04 LogID: 19872

『資源倉庫への追加資源を配置しました』

通信機
2025-12-28 13:51:30 LogID: 19828

『資源倉庫への追加資源を配置しました』

スズメ
2025-12-28 13:42:13 LogID: 19819

「……。」

死期を悟った。また、何処かへ。

今度は帰って来ないようで、何もかもを置いていくためにまたふらふらと放浪しだす。

「…さようなら、観測者。私はもう行くよ。」

居るかも分からない、カウンターの奥の影に告げる。

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