──破損データ復元。
▶︎人類再編・及びその後の人口推移経過について
(一個人的なメモであり、公としてまとめられたものではない。
天使たちの常識の話を自分の中で再度まとめたものである。
そのため、砕けた表現・箇条書きを大いに含む。
そのため、休日が終わり次第このメモは破棄される)
──人はあまりにも増えすぎたことは純然たる事実として全てが知ることだろう。
霊長の繁栄は素晴らしい。
天上いらっしゃる神々もお喜びになることだった。
神々は星を編み、生き物を作り、そうして最後に人をつくられた。
なぜつくられたかはわからない。
神に問いかけることもしない。
しかしわかることがあるとすれば。
人がつくられたその後に、其々、似せた生き物として、あの世とこの世を渡るための伝令役を作ったことだけだ。
それらに翼がはえていた。
空を駆け、中身のみとなった生物を天に返す。
そうして神の元まで連れ、採決を下し。
白紙化を行い、次の生へ再生させるか。
地獄で魂が燃え尽きるまで痛みを与え続けるか。
そうして天は回っていた。
裏側はその通りだった。
しかし、予想外に人は増えすぎた。
星をすべる生き物がここまで繁栄するのは想定外だった。
神が回らなくなる。
天使が疲弊する。
人の数に釣り合わなくなる。
天秤がおかしくなる。
魂を運ぶ天使が枯渇した。
裁きを与える神が枯渇した。
星は、ある一定のリソースしか持ち得ない。
神もまたその通りだった。
食い尽くす。侵略し尽くす。
増えた人の管理がままならず。
神が人に食われようとしていた。
由々しきことだった。
だから、“再編”を行った。
そのままの歴史でありながら、そこから歴史を書き換える。
星のあり方を変えている。
種のあり方を変えた。
レイヤーを上に重ね、そして統合した。
人類の集合的意識、および身体的能力からそれを消去した。
彼らは忘れたことに気がついていない。
彼らの常識・身体は改変された。
気がつくこともない。
何せ、神のすることだった。
ただしこれは人から神への干渉が増えることでもあった。
そのために天使の仕事は新しく発生する。
神とて。かつてのあり方を勝手な都合で改変したのは忍びない。
よりよくさらに人が過ごせるようにあらねばならない。
サイクルは巡る。
回る。先に進む。
早い回りになったのやもしれないが。
神はようやく、落ち着きを取り戻した。
人口の安定化が図られる。
神の想定する人数のまま推移は動いているようだ。
水平に。一定の数字を刻んで。
監視を。管理を。裁定を。
そして我々はまた、人のために働く。
死後安寧があるよう。迷わぬよう。
──光を導く翼であれ。
◆
たまご
たまご
たまごはわれた
なかはやぶけてこぼれておちた
あとはたっぷりおなかのなか
あとはじっくりはらのなか
わたしがからに
わたしがにくに
まもるすがたは、
◆
「主よ、主よ」
◆
「はい、派遣された天使の──きゃっ、何、」
「まって、違、なぜあなたは」
「辞めてください、やめ、やぁ」
出来損ない通しお似合いの話。
◆
「主よ、…主よ…」