お世話係の記録

巫女様を見送った。これで3度目になる。

尊き身が穢れぬように、個人的な会話は控えるように言われてきた。

見張り役の隙を盗んで話してみれば、知恵や知識もあることがうかがえるけれど。どこか心此処にあらずという様子。霊験なる様。人として生まれながら、人ではなくなってしまったのだろうか。

しかし、深い眠りのあとだけは、年相応の生娘の様な表情を見せており。その心の所在をより謎めいたものにする。

まどろみの中、神より賜る預言がどのような変化をもたらすのだろうか。