●停電後
スベリが襲われた。幸い反応出来たようで無傷。
よかった。ほんとうに、よかった。
負傷無し。死者2名。慣れ親しんだ臭い。
それぞれ、コックのサニー。もう1名は医者の男。結局、当人は自己を理解できたのやら。
└ともあれ、両名共に霊安室へと安置完了。
放送に異変有。先ず、3日が30日。1日と6時間へと変化。
『「落下」の可能性があります』>
そして、新たな異変の発生。あらゆる終わりが見えて来たんだろうか。
追記。
早速1人、異変の犠牲者が出たらしい。
天使の子。8番。片割れを残して、『落ちて』しまったらしい。
それを聞いて私は、いつぶりかの恐怖を感じました。
追記の追記。
また1人、今度は目の前で。
あぁ、こわい。こわいな。………離れたくないよ。
●小説家とメイド
酷いですね、木枯さん。
"仕事"を利用して、乙女の秘密を覗くなんて。
だけど、許してあげる。
だって貴方は"堂"の常連だから。
だから、貴方も約束を守ってね。
貴方にも、良いことがあるように祈ってあげるからさ。
~ ~ ~ ~ ~ ~
「刷り込みって知ってる?」
「そう。小鳥が初めて見たものを親だと思い込むソレ」
「じゃぁ次、パブロフの犬は?」
「そう。全く異なる2つの自称を関連付けさせる実験」
「これ以上は言わなくていいでしょ?」
~ ~ ~ ~ ~ ~
ゆめをみました。
それは、とうにわすれはてていたむかしのこと。
それはまだ、わたしが■■であったころ。
まだ、わたしがしあわせだったころ。
パパがいて。ママがいて。
ふたりといっしょにいられる、しあわせないえ。
けれど、夢は一瞬で覚めるから夢足り得るのです。
どうか、いまだけは。
これが夢でありませんように。
側の桃色を撫ぜては、ひとときの安らぎに身を委ねていくのです。