学校で、傘を忘れたという子供がいた。
でも、楽しそうに雨に濡れながら。走って走って下校していく。
学校で、水泳中に雨が降った。
でも、楽しそうに雨に濡れながら。水をかけあったりしていて。
自由帳に赤ペンでおおきく丸を描いて、星とか中に描いて。
悪魔さん、悪魔さん。
明日の運動会に雨が降るようにしてください。
そう言った子供は、他の子供たちに「ちょっとやめてよ!」なんて言われてたりしていた。
――あぁ、雨は好きだ。
-― ――-- --―-― ―-―― -― --
嫌な予感は的中した。
僕は善人なんかなれないから、最初はこれからどうしたらいいかわからなかったんだ。
でも、理解した。
取引をしよう。
僕の全てを賭けさせて。
少しだけ楽しい思いをさせてもらったお礼をさせて。
雨の音。水の音。アナウンス。酷く悪趣味な延命措置。正しく人を資源にするもの。
パーティーは開かない。開けない。なら、もう思い残すことはない。
楽しみにしてたんだけどな。もう一回、メロンソーダが飲めないか期待しちゃった。
ろくに遊ばなかったトランプを渡した。きっと君の気を紛らわしてくれる。
お疲れ様、さようなら、行ってらっしゃい。
雨の音がする
雨の音がする
雨の──
──資源倉庫への追加資源を配置しました
先に行ってるよ。地獄ってやつに。