山道を歩いていた。深夜にしては珍しく盗賊共がいない。先が良く見えないが快適だった。
しかし、いきなり雨が降ってきたのだ。ランプの灯が消えないよう木に寄った。
その時微かに東の方から__おれの最愛の人がいるように感じた。
一寸先は暗闇。だがあの人に会うためならば、何を躊躇う必要があるのだろう。
闇に足を踏み入れた。
雨の音が耳につく。
そういえば、あの日あの人は雨が好きだと言っていた。
また庭園で雨音を聞きながら、一時を過ごせるように__
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『こちらは自動音声です。DREAMより皆様へ』
目が覚める。此処は__何処だ?
『次の[快晴]は推定約七日後です』
見慣れない建築物。何処からともなく音声が聞こえる。魔法の類か?
『雨が止んだら、お迎えに上がります』
状況を把握できない。
しかし、まだ雨は振り続いているようだ。