さよなら現世、ようこそ地獄。
そんな夢みたいな奇跡は起こらなかった。
此処にあるのは現実の延長線。
集められた者の多数は友好的に見えるが、人ならざる者を筆頭に、自身と同じ論理感を持ち合わせているとは思わない。思えない。
つまりは、信用してはならない。そう判断した。
七日間の後、戻れるというアナウンスも。
勝手に人を集めて閉じ込めた奴の発言を信頼していい訳がない。
けれど、多数の者はそれを信じることにしたようだ。
七日間という。
唯一の道標、指標に縋りたくなる気持ちはわかる。
ひとは、希望を見出して勝手に期待する生き物だから。
一種の生存本能なのだろう。
責める気はない。
かつての私もそうだったから。
七日間の後。
私はどこに行くのだろう。
◽︎メモ◽︎
食堂……武器になるようなものは一切合切取り払われていた。
戸棚に資源が詰め込まれていたので持ってきた。
→毎日補充されるものかもしれない、確認すること。
プール……水中で膝を折れば溺死可能な深さ。
しかし人目が多く、自殺他殺いずれも阻止される可能性が高い。
ルイス……見た目とは違い度胸があり、頭の回転が速い。
敵対する必要はなさそうだ。少なくとも今は。
確かめること……料理人の名前。他の部屋。本がありそうな所。