気づくと知らない場所の、知らない室内だった。
直前まで自分が何をしてたか覚えてない、分からない事だらけだ。
ただ一つ、外に降る雨音が自分に安らぎを与えてくれる気がした。
雨が降ってるという事は自分が他人と同じ場所に立つ事を許された数少ない日だから。
でもすぐに気づいた、ここに居るのは人間と、人間以外の何かだと。
悪い夢なんじゃないかって思う、でもきっとそれはない。
少し歩いてると外に出れない事だけは分かった、無機質な放送が言う通り待つしかないという事も。
自分と同じ人間と、人間……の形をした、自分とどこか違う子と会った。
人じゃない物は怖い。
でもすぐにそんな事よりも居場所をくれる存在の傍が心地良く感じてしまった、傍に居る事を許される事なんて無かったから。
このまま雨が止まなければいいのに。
『スフラン』ってどこの国だろう?