方法-②

親から就活だけは成功させろと説教をされ、所謂Fランと呼ばれる大学に入った。

就活も失敗するだろう。今まで失敗続きだった人間が、たった四年間で成功する筈がない。

落語研究会に入る事にした。

そのサークルを選んだ理由は単純で、元から落語が好きだったからだ。

今まで歳の近い人間と趣味について語り合う機会も無かったし、これで少し楽しい時間が過ごせれば良い。

大した期待では無かった、筈だ。

共通の趣味を持つ友人が欲しい。

たったそれだけの試みすら、俺にとっては過ぎた夢だったのかもしれない。