ロッカーやソファ、誰もいない受付がある
テレビと、壁の上の方にスピーカーがある
窓はなく、扉も開かないが空調は良い
「お、二刀流じゃん。宮本武蔵だ」
多分宮本武蔵ではない。
「やっぱりこのボタンのせいかも」
「第二の犠牲者が……!」
「言ってる傍からまた!?」
「ナイフがダブっちまった……まったく物騒だぜ……。」
振り回している。
左腕のアトラス が突如床をすり抜けてどこかに消えた!
左腕のアトラス は「\Pi/」ボタンを押した!
「ネタを披露した芸人を落とすやつみたいな……?」
たまき はケーキナイフを振り回した。
ナイフを眺めた。舐めるのには向かない。
「ボタンがあると押したくなるのは人のサガってやつだねぇ。……床すり抜け、このボタンのせいじゃないよね?」
「なんてこった、罪のないおにくが奈落の底に……。」
手を合わせて合掌した。ナムナム。
「……おにくが、床をすり抜けていった……?」
ぽかん。
「えへへ、ありがとう。ミミナガ……さん。今更だけど、はじめまして。僕はフィー」
口角を上げて、不器用な笑みを作る。
「たくさん皿を積み上げて……でも、その分身長も伸ばすさ。
まずここから出たら、真っ先に回るお寿司を食べに行こうっと」
「なんだぁ〜?」
「……」
床貫通消肉二度見。
瞼擦。
「???」
超理解笑顔向!
怪物恐手not危害握手遂行、異種生命子供寿司魂通合奇跡感謝。
「なんと!これから機会に恵まれると良いですね、積み上げた皿が身長を越すほどに」
「このミミナガ、初めてお会いした貴方に寿司の幸運が訪れるよう心の内から応援致します」
プロパト・リィェン が突如床をすり抜けてどこかに消えた!
「うおおお!とれんどのー」
「ろびーです」
「……あっ」
ボタンを押すものが、またひとり。
「お兄さん……」
何となく心が通じ合った気がして、そっと握手を求めてみる。
「あれテンション上がるよね、超わかる……!」
「……お金がないからあんまり行ったことはないんだけどさ。いいものだよね」
三奈木・巴 は「\Pi/」ボタンを押した!
「うーん…… 一通り廻ってみたけど、よくわからない場所……」
「うーん奇遇。俺は寿司が流れるように回転していたり車に乗っていると更に好みですがね」
「ツナ缶やおにぎりが存在していますし……わかります」
食料任意物出、気付無。
「なんか、お寿司の好みに親近感を感じるよ」
「ツナマヨ軍艦も好き。……食べたくなってきちゃうなこれ」
「大トロ、イクラ、エビマヨ、そしてハンバーグ……」
子供舌。
「寿司かぁ~。いいな……夢あるもんね」
うんうんと頷いている。
「たまごにサーモン……。うーん、ワンチャンないかなぁ」
ミミナガ はケーキを食べた。おいしい ポイント+100、HP+100
寿司無洋菓子食良!
ミミナガ はホールケーキを切り分けた。