ロッカーやソファ、誰もいない受付がある
テレビと、壁の上の方にスピーカーがある
窓はなく、扉も開かないが空調は良い
ガァン!(落下音)
「私も少しプールを覗いてみるか」
「早速やるの? じゃあ当方ついて行っていい?」
明らかにうきうきしている。
「プールか…まだプールには行った事がなかったな」
「見学希望、なの!」
キャッキャ
「ちょうどオレがプールに集まっとるし、ちょっくら道場破りでもしてこよかなぁ!!」
腕を回す。ぶんぶん。
「やはり復活するんですねぇ手軽に...」
「てことは同じ顔バトルが見られるかもしれないんだね!! たのしみー」
「なんとここだと、人間でも同じことが、出来ちゃうの。」
「慣れないほうが、安心ではあるの。」
「私め達の誰かが下剋上なぞ起こそうとしましたら私めが全力でシバきますからねぇ」
威圧
「生き返っとる!?へー。さすが人ならざる存在なだけある……慣れとるねぇ!!すごいや」
「うっぷ よみがえりー」
「おはよう、なの。」
「生き返ったぞ」
「ハッハハ!!!でもな!!クローンが本物やない道理はどこにも無いねん!!!それが面白くてなあ!!!!」
「今から謀反でも起こして本物に勝てばそんときからオレが本物や!!!クローンの逆襲っつってなあ!!!」
「猫ちゃんのせいなら仕方ないね。というか本物いるのいいな……当方たち分裂組はみんながみんな本物だから」
「ちょっと引k……いや……不気味やね!!!」
「うわぁ……同一人物が増えとるのって、はたから見たらこうなるん?
えぇ……ちょっと……えぇ……」
「おや、そっくりさんが私たち以外にもいらっしゃいますねぇ」
「どうも!私めです!!!!!!」
おててふりふり。そっくりさんが増えました。
「ま、そういう話はホンマもんがいちばん詳しいで!!!今プールら辺におるはずや。アイツは自分を本物って超主張しとるから、あったらすぐわかると思うで。」
「そっくりさん、だらけなの。」
誰が誰なのか……
「オレか?オレはなぁ。クローン製造しとる時にネコが勝手に機械弄ってもうてなぁ。増えてもうてん。つまり、オレらクローンは想定外の存在っちゅう訳や」
「そうか…」「まあ死にたくない子は多いだろうからな。仕方あるまい」
無理強いはしない。死は楽しむものだから。
「うんうん、元気でよろしい。
当方たちはアトラス、当方の担当は右腕だよ。そっちはなんで同じ顔いっぱいになったんだっけ」
「死、かぁ……すまん、人の趣味とかを否定するつもりは無いけど、やっぱ死にはあんまいい思い出ないねんな……逆に、死ねる時死んどけって話かもしれへんけど……ちょっと考えとくわ!!!!」
「アイラなのー!」
「命が軽くて、たまに死んでるの。」
ここじゃなきゃ殆どの場所で大惨事なんだよな……
「見ての通り死んでいるぞ」「死に心地は悪くない…ネクサスも一度死んでみたらどうだ?」
勧めるな
「元気で結構や!!!おらな返事はできへんからな!!!!!」
「『別の同じ顔シリーズ』……そういやアンタさんも、四肢にわかれとるみたいな事言うとったな!!!!なんかシンパシーを感じるで!!!」
「んお、なんや特徴的な体のお人やな!!!昨日はごちゃついとったから、会ったことあるか分からへんな……というか、なんか死んでへん?」
「オレはネクサスや!!!よろしゅう!!!!」