ロッカーやソファ、誰もいない受付がある
テレビと、壁の上の方にスピーカーがある
窓はなく、扉も開かないが空調は良い
「アザレアさんもおはよう」
「クリップ?起きたら変なところにいてさ。
ああ、戻るのに使ったやつか」
「そうだ、昨日のお礼」
そう言ってカードデッキなどをいくつか渡すだろう。もたもた。
「おはよう麻呂見習いたちうぃい!!
今日も元気みたいで結構結構うけぴっぴ!!」
「あんまりボクらを困らせんといてや」
「帰り際にめちゃくちゃいうんだ……」
「あんまり生きて帰したくないかも」
?
「ちなみに声デカサスさんは帰り際に何言うつもりなんです?」
帰り際に言うつってんだろ。今言わせようとすな。
「へー あんたも まろっていうんだ」
「まろ まろ……猫しか出てこないや」
エゴサ。
「こうやってアホや言うのも、信頼の証ではあるよ。知らんけど!!」
「まぁ、帰り際に無茶苦茶言うて要求を通そうとしとるのはホンマやけどな!!!」
「麻呂さんおはよう……」つられ
「だいじょぶ アホはかわいげのひとつ!だよっ!」
「もしかしたらサバイバルとかすっごくうまかたりするかもだけど……そんなのここじゃわがんねっし……」
何で訛った?
「おや? 楓さん。突然現れましたね」
「クリップで遊んでるんですか?」
「アホってひどない?」
「おはよ~~~!!!麻呂だよ!!!」小声
「わ」
どこからか戻ってきたら声がでかい
「おはよう……?」
「え!?なんてぇ!!!」
「遊んでくれるってぇ?!」デカイ
「おはようさんやなあ!!!!!」
「声でっか」
「おはようございます」
「みみがきんきんする」
「おかいもの うまいうまいだねぇ〜」
「顔置き去りにしてたわ。うけピ」
「おはよ~~~!」250㏈
「おっ買い物かい?」
「もしかして……あほなんじゃない!?」
ド失礼。
「生存本能とかなさそ〜だし〜……」
「よし!お買い物と物資調達完了!」
「せやなぁ。産まれたばっかのオレは複製品としての消費を肯定しとるくらい優しかったし、ホンマもんはその複製品を人間として生かそうとするくらい優しいし。ホンマ、アホちゃうかと思うくらいやわ。」
「やさしいってさー」
「だいたいのいみで"じぶんにつごうがいい"とおなじだよね」
雪標ななか が突如床をすり抜けてどこかに消えた!
「優しさかぁ」
「自分に言われんの照れるわ」
「ネクサスの優しさはオレが今最も信頼しとるコンテンツや!!!帰り際にとんでもないこと言うて『時間ないから!!!』言うて急かして説得しようとしとるくらいにはな!!!」
「都合の良い兵隊を作りたかったんやろなぁ」
「ボクの世界では人類は宇宙に行ってたりするんやで」
「ベジタブルライフだ……」
「こまったな、自分で自分のことアホみたいに優しいって言ってて草って言おうにもちゃんとやさい生活なんだよな」