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「お誕生日おめでとうございます」
誰が誕生日とか知らないけど。聞こえた言葉を鸚鵡返し。
「天使!?スライム!?え、本物なの?存在したの?」
「あの、あたしサチです…って名乗っとかないとマズイ感じ?」
「ん、自己紹介してんの?めんどいからパスするわ。トリスタでも悪魔でも好きに識別しといて。」
てんしさま たくさん?
うれしいので にこにこ
「誰かの誕生日パーティのドッキリなのでしょうか」
たんじょうびときいて そのような平和ぼけした希望的観測を述べる。
「おじさんからお兄さん、お嬢さんに天使さんまで」
「なんだか、纏まりのない面子」
「これは、どんな企画の集まり?」
「七日間あってもこの人数はおぼえられなさそう」
「みんな名札とかつけようよ」
「うわっまだ天使いんのかよ」
「多いなァ天使様ってのは」
「不可説不可説転のテンです!(再放送)」
「わたしは愛田繋子。
友達からはよくツナちゃんとか呼ばれてるわ。七日間よろしくね。(おじぎ)」
「ひ、ひひ人がいっぱい居る……!
もうダメだぁ、こんな中で生き残るなんて無理だ、
私はもう死ぬんだぁ……」
「おや、私のほかにも天使の方が……。」
「どうかァ~ん。正直もう半分は覚えてねぇよ。
誰が誰でどんな名前だったっけな?」
「僕の名前はヒヨワギだよぉ~ん」
「はーぁ天使は勤勉だねぇ。とりあえず追手はいねーみたいだしゴロゴロすっかな」
「バースデイ おたんじょうびおめでとう」
「あぁ、つまり7日後に迎えが来るわけですね。」
「助かりました。見慣れない場所に来てどうしようかと。」
「どうやら、人が多いようですね。」
「はじめまして」
「さき、ごねんせい」
「よろしくね」
「おじさんです」
「ま、こうも人が多くちゃ名前覚えるのも一苦労だし、少しづつ覚えてきゃ良いだろ」
おじさんもそうするし。
「あずきは花緑あずきでーす!よろしくです!いえーい!」
「……」
名乗りもせず、人々の自己紹介をきいた。
「お兄さんね。」
「 」
みなみなー。と、くちだけ うごかしてみました。
「おじさん」
「天使ですよ!ほらっ見てくださいこの天使の輪と羽根を!ちょっと垂れてますが御愛嬌ですねエヘ」
「イエ~イ!ミルメコエルは出来る天使なので人間様の視線に応えて微笑むのでした!」
「オレ、葬儀屋だからさ~、ここでは何も役に立たないだろうけどよろしく~」
「おじさん」
「...よくわかんないけど、1週間ここにいたらいいんだ〜?」
「ハルだよ、よろしくね」
「おじさん」