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「こんにちは。はじめまして。……?」
「共同生活をしろってことなのかな」
「私は紫垂……シダレと申します」
「とりあえず…お互いはじめましての時間ね~。
えっとえっと…」
「...よくわかんないけど、1週間ここにいたらいいんだ〜?」
「ハルだよ、よろしくね」
にっこにこ話を聞いていたけれど。他のエリアにも興味が湧いたんだ。だからちょっと移動してみよう。
「はァいミナミナ~」
「随分ご立派な思想を掲げてるようだな、天使様は。
別にどうこう言ってやる気はねぇけどさ」
「人間以外のも居るらしいし、けったいな場所だ」
「おじさんは樽井な。ともあれよろしく」
「まいねーむいずテン・フカセツ!不可説不可説転の、テンです!」
「みなさまよろしくお願いします~」
「……」
顔の見えない人物は、きょろきょろと周囲を見回す。
目すらないように見えるが、しっかり見えているようでうろちょろと部屋を見て回ろうとする……
が、自己紹介の流れだろうかと察知してか、人々のほうに歩み寄っていく。
もう 人の名前を 聞いていない ……
「いきつづける って」
「いきていれば そうだとおもうんだけど」
「なんでそういう けいようをするのかな」
ひとが たくさんいるので
わたしは すみっこで ちいさくなります。
「いまなんか、スライム?いなかった?は?ゲームの中とか?いや無理なんだけど?」
「約束できますとも、私は神に仕える天使です!皆様方の魂を導くのが私の使命であり、してきたことであり、これからもすることなのです!」
「ミナミナ~~~~!」
「………」
沈黙、他人の名前を聴く
「……ああ、そうか。名前。」
「秋月夕日」
自身の名前であろうものを言い、違う場所へ行った。
「なんや、けったいなことに巻き込まれてまったな〜…」
「人多いし」
「ま、とりあえず大丈夫そうならなんとかなるんじゃない?平和的に行こうじゃないか。」
「ははァ、自己紹介のお時間ってところか?
俺はカルペ・ディエム。普通のガキだぜ~」
「なんすかなんなんすかここは〜!?
いきなり生き続けろなんて言われても訳わかんないっすよ!!!」
まほうつかい!
わたしは もっと うれしくなりました。
「……なに、ここ」
「辺り一面、灰色が埋め尽くしてる」
「沢山、人も居るし、よくわからない」
「あはは!めーっちゃ人いますね!こんにちはーっ!」
「ミナミナ~」
「とりあえず自己紹介!」
「ボクはリリアン。魔法使いだよ!
この場所では魔法なんて使えないけど……」
「よろしくねっ!」
「……どこだ、ここは」
「天使とかマジで存在すんの?ウケる。」
「死ぬなんて縁起でもない!どうか生きていてください!」
「そしてせっかくなら楽しんでいきましょう
こんなにたくさんのヒトと、七日間も一緒に過ごすんですから!」
「……元気に、か。
俺も笑顔を保てるように善処しよう」
善処するのみ。
「……そうだな、ここは分からないことが多すぎる、調べる所から始めるのが得策だろうな」
「1週間、短いようで意外と長いんよなぁ。」
「あらら…」
てんしさま?
それをきいて わたしは てんしさまを みました。
「見た感じ、人間ちゃんが多いねぇ~」
その獣人は、動物のような口を大きく開けてあくびした。