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「んー ……」
ちょっと 考える
それから お祈り屋さん 見て
…… ……
ぽてぽて 歩き出した
お祈り屋さん 送迎ミッション 終了
「にゃーにゃー……ねこっぽい人かな」
「ぴんく……アイちゃんさんかなあ」
さっきテンさんが探していた。
結局見つかったのだろうか、と廊下の方へ視線を投げた。
「まったくもー、仲良くしたらいいのに」
「まぁ、刺したり刺されたりじゃないだけマシですかね」
「??」
一瞬 見たけど
倉庫の方行くなら あの人か と
いないって 聞いてたから
「にゃーにゃーの ひと」
「ぴんくのおんなのひと しずめてた」
なんか いっぱい話してた けど
よく分からなかった
「…」
光と共に帰ってきた人。
「…死ぬんじゃ、ねぇぞ。」
「おや? ……」
いた覚えのない人が出ていったが。まさか虚無とやらから?
へびさんつっこめねえかなあ~~~~とばかりに、付近を見回すが。
特に何も見つからず、しゅん。
安全性すらわかってないのにね。
「喧嘩? ひええ。……さっき言ってた派手な水遊びってもしかして」
まったくテンさんはのんきだなあ、なんて思う。濁しただけだとは思わず。
「…あー、ちょっとね。来た時はもう世紀末ってやつ。あんな葬儀、やったことなかったから。なんというか、死んだ子たち、可哀想って思って。」
「今日は遅くまで大変お疲れ様でした。おかえりなさいま……」
「うおっ!……あ、あ……!? いってらっしゃいませ!?(反射)」
急に人が現れたことに動転していた。それが今日倉庫で見なかった姿であることにも。
!
「帰ってくるのは」
「よいこと」
「わ」
とつぜん ひとがあらわれたのは さすがに おどろいて しまいました
ぽてぽて と子供もやってくる
「けんかしてた」
「ひと プールにしずめてた」
「あ......」
一瞬、光に包まれた気がした。
目を開けたそこは、もう虚無ではなく、最初に目を覚ました場所、ロビーだった。
「帰って、これたっす......
みんなのところに、戻らなきゃ......」
周りの人には目もくれず、満身創痍の身体で、倉庫へと向かう。
「お疲れ様です……随分かかりましたね?」
普段より時間がかかったような気がして、何事かあったのかと。
すわってから かえってきたひとに てを ふります
おつかれ さま です
えらえら です
おみず おいしいです
なので ソファを かくほ して にこにこ です
ふらり、ぐねり、今日はやけに重い身体で。
ずしり、とソファにゆっくり重く沈む。
「………あー、マジ、疲れた。」
呻くような声
「ぷは~っ! へへへ…… えらえらお水同盟ですよ……」
「とってもえらい」ほめほめ……。
わたしも のみます
おみず おいしい
「水分摂取えらい」ほめ……。
「……よ~し。そろそろ寝……る前にお水飲んでおきましょう……ゴクゴク……」
こうして複数人で祈る姿は、今人が入ってくれば……
何やら言われたり揶揄されるものであるのかもしれない。
だが構わない。外からどう見えるかより、芯がどうであるかだ。
・・・・・・・・・・ㅤ
これで人が救えるなら。
救えているのなら。或いは今後救うことが出来るのなら。
「 ミナミナ~ 」
それでいい。
「ミナミナ~ ミナミナ~………」
祈りの刻が。
過ぎていく。
みなみなー みなみなー
おいのりの ながれなので わたしも いのりました。
「ミナミナ~」
天使は穏やかに祈るばかり。
『祈りは意味があると確信している』と、
そう外から、見えるように。
「みなみなー」
もしかしたら、その祈りは
目の前の天使さまじゃなくて、遠く遠くのカミサマに
……届かないけど、届けと祈る。
「はい!
勿論ですとも。お任せ下さいね!」
微笑みを返す。
どうか人が安らかであるように!
「ええ。
そのときは。案内お願いしますね。」
天使さまに微笑む。
信じることは自由であるから!
にこにこ にこにこ
てんしさまが はなしかけて くださってるなら
きっと あなたも いいこだから
きっと いっしょに でれるわね
よかったわ たましい あげれるわ
よかったわ ただしく つかわれるの
出られる:本当に?
DREAMと名乗るアレを信用していない少女。
明日起きることも、自分の行く末も、
なにもわからない。
「……そこがわからない……ということですか。
この事態はイレギュラー過ぎますからね……。」
「……………、…………。」
呼吸音。
「……大丈夫ですよ!
魂を導くのが我々天使の領分。
もし貴方様が薄れてしまい、
行き先を塞がれ迷う魂になったとして……
私共天使が導きましょうとも!
貴方様が元通り捧げられたいという場合も、
貴方様が輪廻へ戻りたい場合も……
天の使徒として、ご案内を承りますよ。」