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ぱりんのおとに すこし めを つむりました
「うわ、なんの音や」
「なんか割れた音したやんけ」
「 へぇ、あなたが……」
それだけ呟いた。敵意も賞賛も感じられないだろう。
「尋ね人……そういえば魔法使いの方と、メイド服の方は見つかったんでしょうかね」
探している方がここに尋ねに来ていたが。しんぱい……。
ひとも てんしさまも おでかけが すきなので
なので わたしは おるすばん するのです
わたしは いいこ いいこ なのです
みなみなー みなみなー
「ちうしゃ」
ふと荷物を確認しようと
自分の持っていた袋に手を入れようとして──
「あっ、と」
中から空っぽの注射器を取り落とす。
ぱりん、と乾いた破壊の音。
「うろうろしたがる人、ウチやで」
「結構おるで、訪ね人。ウチなんかいつも探し人とすれ違ってん」
「そこそこ人があるのと、人によって体内時計ちゃうのが原因やろな…」
「いたりおらなんだり」
「いえ、ボディーチェックは大丈夫です
確認したかっただけなので
凄いですね…こうやって質問しないままだったら僕も怪しんでました…」
「内密、内密……ね。」
おそらく最初にその事象に言及した少女。
「りょーかいです。」
小さく微笑んだかも。
「そんなに居るんだ、尋ね人。
広い場所じゃないけど、そこそこ人も居るし
うろうろしたがる人も多いですからね」
「やった~ティッシュだ 蒔かれた豆を育む養分になるでしょう……」
養分にする為に必要な分解者は?
そこになければないですね……。
「え、オレ?そんなつもりじゃないよ。」
「そもそもオレね、襲撃する手段なんて、何も持ってない。調べたければ、ボディーチェックでもどうぞ。」
「まー、ただ、蛇が死んだら他のロビーの人たちが狙われちゃうんじゃないかって思ったから。ほら、それなりに襲撃の現場になりつつあるし。」
「では……ティッシュを……」
「……フフ。んぅへへですね……」
「私が主に始めたとは言えかなりカオスですね今。まあ……いいですかあ!」
「豆以外も蒔いて~(遺言)」
「そんな……まさか私が!?」
「テン様、テン様ーーーッッ
了解しました……私、必ず豆撒き計画をやり遂げてみます……!」
「シャワールームの奴らに後で聞いてくるか。蛇襲ったかって」
「蛇なら敵対者多いし聞いても変やないやろ」
「廊下のピンク娘。なんや、見たかったんか」
「人探ししとるやつ多いなぁ…」
「あら同じピンクの子〜」
ピンクが多いな。
「……」
視線の先を見て、察し。
「……どうか、ご内密にお願いできたらと」
喧噪に紛れてお互い以外には聞こえない程度の小声で、お願いしてみる。
「ああ、えっと…今更ですが 葬儀屋さんは、自分も加勢した または襲撃した方の考えに賛同したように見せていただけ、というので合ってますかね?」
「ぜーいん でしたかは わからないけど」
「たぶん ぜーいん した」
「ずーっと いっしょ」
「こそこそ いっしょ」
さがしもの みつけたひとに にこにこ
みつかって よかったね
なにかは しらないけど
>葬儀屋さん
知らなくて 良い
演技 じゃない 嘘 でもない
隠している 訳でもないけど
知らせ回る事はしない
「げーんき」
これで 祈れる ね
お祈り屋さん なのだから
ケーキ ろうそく お誕生日
みんな大好き 幸せ
「シャワールームの…あ。」
聞いた特徴を思い出して、ため息吐く。
「そっかー。…やっぱり。」
「計画は……どうか私の代わりに……」
「ウグーッッ(絶命)」
きょろ、きょろ……ある一点を見て、確信をした。
"本物"だったんだ。
「んん、あ、もう見つかったので、
大丈夫です」
ピンク、たくさんいます。
ぱちぱちぱち
すっごい みなみなほーに はくしゅを しました
ぜんこくの みなみなのしとの ちから です ふふふ
「……ん、ぅ」
ちょっと たのしいの こえ もれちゃった。
「困った時の天使様です」
いったい誰が、への返答。
「まぁあそこの3人はよく物騒な話してるわよねぇ」