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「おー!シャワールームによくおる子やっけ?」
「あ!聞こえてたんか!?」
テンちゃん耳ええなぁと笑って誤魔化す
「なんでそう不穏なのよ〜泣いちゃうわよぅ」
みんなが出口に視線を向けてるのに気づき
「あら〜」と笑顔を向けるかも。
こんにちは!ニコォッ!という光属性の視線が入口へと向く……
「コニチハ~」
入口から覗いている人に手を振っている。呑気なやつだ。
のぞいてるひとと そのすがたを ぼんやりみる わたしが めが あったかも しれません ね?
おきゃくさま おおいのね
おいのりかしら てんしさまめあて かもね?
プールを意図的に避ければ、残る場所は此処くらいか。
警戒心は残したままにロビーの中を覗く。
「そうですか~…」
「最後かも、と思うのは、どういう理由かお聞きしてもよろしいでしょうか!」
「そやな、また後でお散歩再開するけど、今はお休みやで」
「これが最後かもしれへんしな」
なんて、小さくつぶやきながら。
「ホニャホニャ~」
「おかえりなさいませ、ネクサスさま!今日はお散歩の日でしょうか?」
「あら、今日はいろんなところをうろうろする予定かしら?」
微笑み。
みなみなー
わたしは きょむきょむさんには まけないのです。えへん
そして またきたひとに おててを ふりました。
「宗教というものはこうして形を変えていくのかも知れませんね……」
「……あっいっぱい来て下さる!ようこそようこそ!」
「ホニャララ〜」
もう原型すらない
「また来たで」
「合体事故の先にも救いがありますように~」
「ミキョミキョナムナム……」
失われていく原型──
「ミ虚ナ無〜」
「ああ……何かが軋んだ時の音になってしまわれた……。
彼の方の行く末を祈りましょう……ミナミナ……」
「ミ……虚……ミョ…………ミキョッ…」
ミナミナと虚無虚無を融合させようとして、失敗した。
これは失敗作だ……
無…
みなみなー みなみなー
「虚無虚無〜」
「さよなら……虚無虚無クリーム……
こんにちは、祈り…………」
「世界は箱の中でひとつになるのでした……」
「ミナミナ~」
そんなもしもは起きない。
みなみなー みなみなー
もってた こくうの クリームを なげて
おいのり おいのり
やっぱり しんじれるのは てんしさまね
「す、吸い込まれるッ うぐわあああああああああッ」
「そうして、全ては箱の中に呑み込まれてしまったのでした」
「しかしご安心下さい……その先にも確かに救いは輝いていましたとさ。ミナミナ……」
最終的に宗教的な方向にまとめる万能エンディングを挟んでめでたしめでたしになった。
こくうの きょむきょむ クリームを
おてての うえに のせて
でーん
と せんでん しました。
いまなら 800しげん おとくです!
「ええ~っ あの保湿用・虚無虚無クリームが
たったの8000資源で!?」
「こうしちゃいられない!張り切って資源を集めちゃう虚無よ ズゴゴゴゴゴ(吸引)」
今明かされる真実 虚無の正体は箱だった──
「まあっなんてこと!!」
「でも、そんな虚空ちゃんにいいお知らせ!」
「今ならこの保湿用・虚無虚無クリームが
8000資源で買えちゃうの~~~!!!!」
「ここは空調はあるけど加湿器がなくて
自慢のお肌がカサカサダヨォ!!(裏声)」
「アラッ虚空ちゃん↑!」
「今日の調子はどう?
お肌の潤い足りてる?」