閲覧者へ:編集禁止。資料閲覧のみ許可されています。
あおいろてんしさま!
さがしてきてねと うんうん うなづきと ぱーのてで おみおくり
「倉庫も何も無かったよ。僕がみてた感じでは」
「そういえば、あの方はどこへ行ったのでしょうね」
「青の天使様」
「少し,探してきます」
敵意のぶつけ合いから逃げるように
シダレさん>>
「そこのピンクっぽい人、だ、大丈夫?」
倒れ込む人がいれば流石に放っておけない。初対面だろうと。
「ゆっくり呼吸して、ね?」
ぎゅうっと傷口をシーツでおさえてみる。子供だから、そんなに力ないけど、止血ぐらいには。
「身を守るのは大事やな。
新品のナイフで安心したわ、まだ使うてないんやね。
ボク…というか、プールのみんなは無事やったで。」
「んっえっおっ、う、うおおおいいこですねミナミナああちょっとこっちいやあっちああ……(大混乱)」
意思は伝わったろ、とナイフは戻して。
明るいうちに争いが起きたら、それこそパニックになりかねない。そんなリスクは踏めようもない。
蛇からは一定の距離を保ったままだろな。
刃物を向けられれば、いくら言葉が通じずとも敵意は読み取れる。蹲ったままシュウ、と威嚇音を漏らしたとて、白い肌を更に蒼白にして震えていれば迫力も何もありはしないだろうな。
寄るなら噛む、と牙をカチカチと鳴らしてみせるが。ほぼ万全な状態であればこれを掻い潜って害する事も、難しくないのだろう。
「プールは安全やで。
それと、嬢ちゃん…酸欠なら寝たらアカンで!」
「護身用にゃ。
僕弱いもん、身を守る手段にゃいと怖いから」
幸いナイフに血などはついておらず、少なくとも今の暗闇の中で使うことはなかった様子。
「昨日に続いて二度目のケガのぴーんち、あったからにゃ」
おかえりなさい てんしさま
おるすばん してたのよ わたし いいこなのよ
いいこだから おいのりしてます
みなみなー みなみなー
「他はもう少しマシなのですか」
移動すべきか、などと考えながら
「なんだかこう、ちょっと敬遠を感じますが…………
正直そこまでこのお祈りムード支配的ではありませんので!
そこは覚えて帰っていってくださいね皆々様方!!!!
ロビーは別に宗教団体に占拠されていないのです~!!占拠できてもいませえん!!
それはともかく不安な方には祈りと救いを差し伸べられればなと存じますが……」
「……っあ、……てあて、しなくちゃ、だめ」
告げられた言葉を鸚鵡返し。
酸素が足りないのかな。視界が歪む。冷静に、ならなくちゃ。
正気の沙汰じゃないんだから、正気で居られる訳もなくて。
渡されたシーツの切れ端受け取って、受け取ったまま。膝崩れになる。
「あ、天使さんだ」
「ここ、たぶん一番悲惨だよ」
「み、皆様ご無事では…………無さそうです、ね……」
かんたんなのよ かんたんですよ
みなみなー みなみなー
くちうごかして おしえます。
てんしさま てんしさま おしえてくれたの てんしさま
「おぉ、怖…ミケちゃんナイフ買ったんか……」
「心の支えになる」
「必要な時、迷いを取り去ってくれるもの」
「神など、たとえなくとも」
「祈り、届くかはわからなくとも」
「そうにゃ、傷の手当しなくちゃダメにゃ。
…蛇の人も、言葉わかんないかもにゃけど。
止血したほうがいいにゃ。それと、”立ち振る舞いは考えた方がいい”にゃ」
じ…と、にらむようにして。
言葉が分からないなら態度で示すほかない。
”今襲ってもいいんだぞ”というように…ナイフ、見せるようにして。
「はは、ほんとにロビーって宗教じみてんだ」
ちょっと噂に聞いてたけど
「傷、ひどい人、喋ると出血増えるから、気をつけたほうがいいよ…」
「お祈り?ボクはそういうのはあまりしたことないねんな。」
おいのりしてます おいのりしてるの
いとめさん こんばんは おいのりしませんか?
そんなえがおと いのりのてを みせます。
「……はぁ、……っぅ、ぁ……だい、じょうぶ」
「……だいじょうぶです。だいじょうぶ」
心臓の鼓動がうるさくて、うるさくて、敵わない。
肩を上下させて、荒い呼吸で、譫言みたくに口を動かす。
「とりあえず、止血しようよ、シーツだけならあるから」
資源はないけど、倉庫から持ってきたシーツを誰かに配ってあげる。
まだ全員生きている。
大丈夫、大丈夫
死の気配はそこにない。
己に言い聞かせ。
祈る。
いや…まぼろしかも…
「ども、邪魔します。
ネクサスっつうもんですが、みなさん…どうでした?」
糸目の人物がヌッと現れる
てんしさまなら てんしさまなら
かんがえました かんがえました
おいのりします いたいひと
おいのりします わるいひと
みなさんに すくい ありますように
みなみなー みなみなー