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「天使が天使らしいこといっとるやんか、今は沁みるな」
「これはアレンと言って、ウチの装備品や。覚えてってな」
「めちゃ通じるやん誕生日娘、ウケるけど入れ違いかーい!!まあええわ…そのうち会えるやろ…」
「入れ違いで倉庫でて入った時に呼ばれたんよな、用事かいなと思っただけや」
ろうそくの人なら と、さったほうこうを ゆびさします。
『いれちがい』 ね
「何故、連れ去られて……?」
「あ、えっと、シダレです。よろしく……?」
「やぁ、さっきぶり。」
「誕生日娘…あー、あの嬢ちゃん。どこに行ったんだろうね。」
「…なんで捜してるの?」
「ロビーの皆やっほ~、アレンだ、よろしくな~!今絶賛連れ去られ中の所です」
ぺこりとされててをひらひらさせて挨拶するだろう。
「エ!滅茶苦茶わかりますね誕生日娘」
「先ほどふら~っと何処かに行かれたので入れ違いですね……」
「あ……バースデイも、どこかへ」
「ついさっき出掛けたばかりなので、そう遠くは行っていないかと」
「人が出ていったかと思えばいらっしゃる。フフ……ようこそ……」
「今は極限の閉鎖状況ではあります。寝て起きても冷めない現実。
……だからこそ私は救いを説き続けますよ。皆々様方が安らかであれるよう。」
変な構図でおじゃまをしている。
「なー、どこにおるんやろ…お、葬儀屋の兄ちゃんやないかい」
「猫は探しとらへんよ、探しとるんは誕生日娘や」
「誕生日娘で通じるんか?」
自分で自分につっこんでいる。
視野の隅、微笑む少女が目に留まり、
ようやく固唾を飲み込めはしたけれど、
でも、手の震えばかりは抑え切れなかった。
だって、この中に犯人が居るかも知れないんだから。
なかよしさんたち こんばんは
おいのりのてのまま ぺこり しました。
「……探し人、ここにもいないか。一体どこにいるんだろうな」
シホさんに肩を掴まれながらやってくる。一見変な構図に見えるかも。
「はぁい、誰かお探し?猫なら行っちゃったところ。」
みなみなー みなみなー
くちだけうごかして おびえるひとに ほほえみを
てんしさまが いるから だいじょうぶよ
「つーわけでロビーや、おるかいな〜」
「おらなさそうやな。まー、ぼちぼち探すか〜」
「ロビーはどない様子かな」
片手にダンボールの盾、片手に青年の肩を引っ掴んだ女がロビーを覗く。
「まだ死体が出てないのが幸いだね。出てきたら気が狂ってどうなるかわからないだろうし。」
「襲われた、襲われてない関わらず気をつけることだね。」
ひらひら、どうか息災で。
「これ、本当に現実なの……」
「な、なんで、何か……悪いことした?私が」
祈りめいて両手を重ねるものの、覚束無くて。
不安に戦慄くばかりだった。震えが、止まらない。
「……そうですね。」
「この後の先行きが明るいものではないとしても……
そこに救いがあるよう、私は祈り、祈りを広めます。
死が単なる消滅や終わりでないという事実が……
心の防波堤としてあれるように。ミナミナ。」
いくひとに おいのりして みおくりました。
また あえたらいいね
「ま、僕は立ち回り決めたから、みんなもはやいとこ決めるといいにゃ。
一旦戻るかにゃ~。まだまだオハナシしてみたい相手いっぱいいるし」
自分もそろそろ、とふらり何処かへ
「襲えるか、でなく襲った事実が大事にゃ」
結果が出てる。これがすべて。
こわがる ひとたちに おててあわせて
みなみなー みなみなー
おいのり みせた。
ソファに座ってた 小さな体
ぱ と立ち上がって よちよちと歩いてった
「物の試しで人を襲うんですか?」
「物の試しで人を襲えるんですか……?」
「7日過ぎれば、それでお終いなのに……?」
背筋が凍る。法治国家もここじゃ甲斐無しらしい。
そもそも、ここが何処かすら分かってもいないんだった。
「オオ~……怖いですね…… その蛇の方とリボンの方で二人……後二人ですか……。
どちらも人のいる場所に入ってきて喋るタイプではなさそうで。
残り二人もそうであるなら……隣人を疑って疑心暗鬼になる必要は無さそうではありますが……」
「幸いにゃにょは、暗くなる時間も短いから襲うのも一瞬しかできないってことかにゃ」
だから致命傷にまではならなかったし。
「どうぶつ ……」
「試しにやった、ってのはあるかもしれないにゃ。
手札が多くなるからにゃ、どのくらい暗闇で動けるか、どのくらい奪えるか。
誰も何もしないだとそこはわかりっこないし」
「それに、何もしなければってゆーのは”皆が”何もしない前提にゃ。そこまでの信頼、まだみんなにはないにゃ」
「…だからこそ、この先が怖いけどにゃ」
「オレがあちこち歩き回っている葬儀屋だからかも。」
「舌舐めずりしていたので、必死に目を逸らしていました」
「動物っぽい人、視線が合うと危険な気がしたので」