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「ねむみな……ミナミナ…………」
「まあ私はめたくた倫理ありますからね……
でも大丈夫ですよ……ミナミナですからね……」
ねむそう。
「もう ずいぶんあさ なのに」
「りんりない ひとのほうが はやおき ……」
「はやおき りんりない しょうこ ?」
そんな ……
「ねむねむ」
「………、………ねむ………」
「……ミナミナ〜……………」
ソファで未だ寝ながら発言。
「ここはどんな感じかにゃ~」
久方ぶりにやってきた
「むにゃむにゃ……まだたべられます……」
ロビーの隅っこに転がったまま、まだ食べられるらしい寝言。おいしい感じの夢をみているようだ。
おてて ひらひら かえします
おきる じかんだったから
いいの いいです くびをふります
「ごめんごめん、起こしちゃったかな?」
見つめてくる少女に気付けば、手をひらひらと振る。また喋りだす。
そらされたので しってましたので
しらない アルトのあなたを みました
目を 逸らした
おうた? しらないおうた
とまって きづいたので
うたってた ひとたちを みつめます。
「その ひろ〜……」
歌ってる途中、ぴたっと止まる。喋らなくなった! 視線だけ驚いたであろう方へ向ける。
みなみなー みなみなー
おててあわせて おいのりしましょう
おき ました
「……」
「ひとが しゃべった ……」
!?
「!?」
「みらいしんじて〜」
突然ハモる。アルトパート。
「いま わかれのとき〜」
「とびたとう〜」
「みらいしんじんて〜」
周囲、歌う者、眠る者を一瞥する者。
「……」
自身の顎に手をあて、思案している。
「ふ〜ん ふん ふん」
静かなロビーで 鼻歌
「おててない から」
「おてて あわせられないよ」
もう 言ってしまった ろう
お祈り する気はあんまり 無かった
「はは。ほんとに真っ先にそうなにそうだね、オレ。」
「もしもそうなっちゃったら、お祈りよろしく~。」
ふらり、足音残してロビーを出る。
「ふーん」
倉庫 みっちみちかも
ダンボールに入って寝てたので 知らないけど
「ミイラとりが ミイラに なる」
「そういうことも ある」
葬儀屋さんも お祈りされる側になる
かも
「いってらっしゃい」
「プール、まるい、ぬし。…丸いのいたか?」
「あぁ、寝る前に倉庫にベッドがあるって聞いたね。今頃みっちみちじゃないかな。」
「…」
「ただの咳だよ。」
「プール」
「まるい ヌシがいる」
「そうこ」
「ベッドが ある」
「ごほってした」
「あ、そういえばまだプールと倉庫の様子は見なかったな。どんな奴らがいるのかくらい顔を出して…ん?」
視線を感じます。
じー
「…」
目を開ける。
周囲を見渡す。
考えを巡らす。
「ごほっ。」
咳をする。
いびきが聴こえる。
よく響くいびきだな。
忍び足でソファの一つ貸し切り、
質の良いとは言い難い毛布に包まる。
ちゃんと眠れますように。誰に祈るでもなく。
「……………」ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
「7日……7日という期間は……何の期間なのか……ㅤ
本当に『脱出』のために準備を整えているのか……
我々を『観察』する為の期間であるのか……ㅤㅤㅤ
或いは逆に、我々を『処分』する為に必要な期間?ㅤㅤ
しかしそれなら、資源等の情報を与える意味が薄い……
……別の場所に『移動』させる為……?ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
……わからない、突き詰めると、まだわからない……ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
だから……絶対の、救いが……なければ……ならないんです……」
「……そうでしょう……ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
……そうですよね……ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
……そううごごスピー(いびき)」ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ