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「ありがたいお話です!私は~恐らく?どこでも寝られるので
問題ないのですが、もし誰か望む方が出ればその時はお願いいたしたく~!」
「組み立て…… ……いやはや専門外ですね……
人間様方の文明産物…… 高度!!!!」
「なんだ、てっきり、普段は怪力でベッドくらい軽々なのかと」
「ロビーにベッドが欲しくなったら、私も運ぶのをお手伝いしますよ」
「ありがとうございます、大切に使わせていただきます。……わたしだけの名前。取られることもないでしょう……」
「おや~!ななし様から名前が決まられたのですね!
ナデシコ様!これからもよろしくお願いいたしますとも!」
「ベッド、一度分解すればなんとか…と思わなくもないのですが
分解して組み立てるのもまた一苦労なのですよね~」
「やはり寝床があるのは大きいのだとは思いますね……」
「魂を運んでは来ましたが怪力では……ないです!
ベッドは……が、頑張ればいけ……うーん……」
「ナデシコさん。改めてよろしくお願いします」
「窮屈な気持ちにならなければいいなって思ったので」
「今思い付いた名前ばかりのだとしても、使ってくれたら嬉しい」
「よろしくお願いします、ナデシコさま!」
「名前を呼べるというのはよいことですね」
「ふふ。今日からわたしはナデシコです。みなさまよろしく……」
名前がなくて最初の自己紹介に混じれなかったので、やっと改めて名乗り、お辞儀をする……ぺこ。
「天使様は、普段は怪力の持ち主なんですか?」
「とはいえ、人数分のお布団でも結構疲れますね」
額に薄っすら滲む汗を拭いながら。
でも、肌寒かったから丁度良かったかな。
「枕があるだけでも違いますからね~ 今度マイ枕拝借してきちゃおうかな」
「倉庫が盛況になるのは……」
「やはりみなさま隠し資源を探しにエクスプローラーしておられる……?」
偏見。
「フフ……ベッドを丸ごと持ち運ぶわけには行かないと思っていましたが……
丸ごと持ち運ばなければよかっただけでしたね……また一つ生命に詳しくなりましたね」
「倉庫って賑やかになる場所じゃないと思いますけど……」
「確かにあの頃が近いかもしれませんね~……」
「廊下を潜り抜けてきた時の所感で言えば……
倉庫の部屋が一番賑やかかもしれません。」
せっせと倉庫まで足を向けて、
ロビーのソファで寝ている人数分の布団をてきぱき運び出す。
それから、起こさないようにそっと被せて。おやすみなさい。
「別名。……そうですね、花言葉は別名みたいなもの」
「ななしさんは、記憶が無い人みたいだから、無邪気とか……いいかなって」
「ええ、どうぞ。ななしさんじゃ、味気無いですものね」
「賑やかなのはよいこと…」
多分……きっと……
「場所によって結構雰囲気違いそうですね~ 倉庫は特殊な例みたいですが!」
「わあ……それは初期のロビーみたいな賑やかさですね」
歌ってた天使もいたし
「へえ……わわ……実物をみてみたいな……。花言葉ってなんだろう。別名みたいなものかな……無邪気で貞節と言われる花。きっと可憐なんだろうな……
とてもうれしいです。その名前、いただいてもいいですか?」
そわ……
「こういった閉鎖空間における状況としては……
静かすぎるよりは賑やかな方がよいとも思いますが
眠るには……ええっと……人間様方の平均的な基準で言えば……」
うなされている子を見る。
「……布団借りてこようか」
「風邪引いちゃいそうだしね」
「うーん……」
そうこの カオスで ちょっと うなされぎみ かも
「眠るのに全然向いてないじゃん」
「あ、おかえり。……なさい」
「皆さんは倉庫のベッドで……そのまま?」
「倉庫は……みちみちといいますか……賑やか、でしたね……
歌う方歌う方寝言を言い続けている方寝に来た方
悪魔の方ツッコむ方そんな状況に順応している方々……
まあ……カオスという状態でした………」
「鮮やかな桃色の花です。大きく広がる花弁がとても綺麗で……」
「花言葉は確か、ええっと、……無邪気とか、貞節だとか、」
「そういった意味があったような。うろ覚えですけど」
「あら。倉庫のほうが騒がしいのかな……おやすみなさいませ」
「おお、行き倒れてしまった……」
行き倒れたわけではない。
「倉庫、やっぱりみちみちでした?もっと?」