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「ナデシコ。珍しい響きですね……異世界の花……へえー。わあ……どんなお花なんですか?」
知らない植物にわくわくを隠せない……わく。
「……お、落ち着いていますねここは……。戻りました……。
小さな女の子の貴方様、おやすみなさいませ……よい夢を……」
そうこは こんとん でした
おめめまわして わたしは ソファに たおれて ねてしまいました
おやすみなさい
そうこは こんとん でした
おめめまわして わたしは ソファに たおれて ねてしまいました
おやすみなさい
「歩く名画……ちょっといいですね」そうか?
「異世界の花の名前……唯一無二な感じがします。
それもそう……では、七日後になれば今よりは知ってくれているでしょうし、最終日にでもくださるとうれしいのかも?」
「……たとえば、ナデシコ、とか?」
「……男性へ贈る呼名じゃないかも知れないけど」
「衣装が……ほら、お綺麗なものですから」
「お花……髪色に似た花がいいのかな」
「私はまだ、ななしさんをよく知らないから」
腕を組んで、ちょっとばかし物思い。
「誰にいただいたものかが大事ですのに~」
「でも、自分の顔が著名な画家の作というのも面白いですね まさに歩く名画!」
「わあ……顔はなんか……著名な画家にでもお願いしようかな。
好きなもの……ええと。植物……お花が好きでした。最初のわたしがですが……」
「……でも、私、絵は描けませんよ。お顔を描いたらへちゃむくれになります」
「新しい名前なら、まだ……ええと、ななしさん、お好きなものはありますか?」
「描くもの、倉庫にあったりしますかね?あったらできるかも」
「あなたが思う顔を新しく描いてあげる、というのは 素敵な贈り物だと思います!」
「わわ……言われてみればお顔も用意できそう……自由の身ならなんとでもなりそうですね。仮面とかでも」
「わ。新しい名前かあ……いいですね。そっか、最初のわたしじゃないなら、同じ名前はたしかに不便なのかも。顔はまぁ、新しいわたしにはあるでしょうしそこまで困りません」
「……顔を描く!?なる、ほど」
「……描くもの、どこかにありそうですが」
「顔……描くしかありませんね こうとなったら」
「どのみちここには道具がなさそうなのですが…」
「新しいお名前、呼び名は用意出来ますけど」
「あなたのお顔は……どうにも出来ませんね」
「本当に一般人なので。皆さんと違って」
「倉庫のベッド、ロビーのソファ…うーん、どっちもどっちかも」
「とはいえ!いずれにしても、身体さえ痛めなければ上等です!よい夢を~」
「ベッドを倉庫から出しておいて欲しい気持ちはありますね」
「ついさっき見に行きましたけど、寒さを凌げる場所ではありませんでした」
「さてと、少し寝ておくか。」
目を閉じて、眠る姿勢になった。
「きっとそうだと思います。ながいこと諦めずに蘇生の手段を探してくれているので。
……自分の存在を担保してくれる人が、お前は違うって言うなら、もうその名前は名乗れないので……最初のわたしの名前と顔は、最初のわたしだけのものなんだろうとおもいます……」しゅん
「そもそも倉庫って物をしまっとくとこだよね。倉庫で寝泊まりとか変な感じ~」
てんしさま まって まって
おいかけます。
「倉庫、面白いことになっていたら今度教えてくださいね~」
「わるいひと…まあ、世間一般にはわるいひとになるでしょうねえ」
「ただでさえ、ヒトのクローンですから」
遺伝子変異という言葉が思い浮かばなかったわけじゃないけれど
まあ、敢えて口にする事でもないでしょう。
「ああ~あっちが埋まっている可能性……は、当たりませんでしたね」
「好の判断が出来るのは良きことです!!」ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
「落ち着きました。落ち着きました。落ち着きました……
……一回見るだけ見てきます倉庫。チラッと。」ㅤㅤㅤ
「最初のわたし、って子が、居なくなっちゃったのが余程辛かったのかな」
「ななしさんの名前やお顔は、もう、元には戻らないんですか?」
「んー、オレはこっちがいっかな~って思っただけ。」
「倉庫のベッドが噂を聞きつけたみなさまでみちみちになっていたら面白いな 寝る前にでも見に行こうかな」
きっとそんな事にはなっていない。
「天使様が目を回している」
「くろーん……わるいひともそう言ってたような。多分それです……?」
技術的なことには疎いようで、微妙な温度の肯定……