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「ああ~ う~ん まさしくクローン的な……?」
「臓器移植という雰囲気ではなさそうですが~…蘇生ですもんね~」
「おや、葬儀屋の方はここで寝るでよろしいのですか?
倉庫にはベッドがある、と耳に挟んだのですが……」
「……お顔がよく見えないのは、その間違いのせいなんですね」
「最初のわたし……う~ん、クローンみたいな……ことかな、多分」
「はーゴホンゴホン。そうです本物の天使です……」
「これは現実です……だからこそ……救いを………」
「行きますか……生き?生きてますか……
生きているのですね……いい生命があらんことを……」
微妙な混乱と混線。
……ねちゃい ます?
シーツあったかしら と すこし そのあたりを さがします
無言で戻るなり、空いているソファに寝転ぶ。
「わたしは生きてますね。新しく作られたほうなので……えっと、よくわからないけど、最初のわたしを生き返らせるために増やされたんだと思います。なにか間違えちゃったようで、名前も顔も取られてしまいましたが……」
「死~ッ!?」
衝撃の新事実───
「でも延命はされてて……つまり……どういうこと?(IQ3)」
「……死んでいる、と言うのは、何?」
「……生きてますよ?ななしさんは」
てんしさま そうこ いくの?
いっしょに いきましょう か?
「満足しました。ありがとうございます、天使様」
「よくわからないけど、天使様は天使様なんですね」
「天使様が居るのなら、他のファンタジーな方々も本物……ってことになるんだよね」
「……なんだこれ、夢?」
「なんていうんだろう。正直たぶんもう死んでて……延命のために色々されてる状態です」
「私は天使……問題ありません……」
瀕死かも。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
「なるほど……倉庫……ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
倉庫に行けば……いいのですかね……
行ってみますか倉庫行ってませんし…」
「名前が取られる?ななし……さんですか」
「多分実験材料、と言うと、……?」
「記憶喪失、みたいな、雰囲気ですね」
「……くっうっ、ふうはあああっ、落ち着け……ミルメコエル……はあはあ……」
「人間様方の……良く……良いに……なれたなら……良いことです……良いです」
「天使さまが瀕死になっておられる」
瀕死になってはいない。
「ひえ~ 名前って取られるものなんですか?おそろしい話…
でもなくしたよりは取り返せる目がありそうな感じもしますね~」
いいまちがい あるよね
そんなえがおを むけます
みなみなー
「……ん?ベッド、ベッドだった。どういう間違い?」
まわりを きょろきょろ
……しゅうしん どうしましょう、ね
「名前は……ありません。取られちゃった。とりあえずは、ななしとでもお呼びください。
修道女の服を着せられていますが、なんというか……多分実験材料ですね。宗教に興味はありません……」
「おやすみなさい。……倉庫に、ソファがあるんだ」
「ですが、この分だと、暫く破廉恥罪は適応されずに済みそうです」
「ここでウチの一言アドバイスや」
「ベッドは倉庫にあるで」
「寒そうなベッドやったからきぃつけぇ」
「ほな!」
普段は大きな声を我慢しない癖に、
どうして笑うのは我慢するんだろう。面白いね。
一頻り反応を楽しんだら、今度こそ手を離して。
「やっぱり面白い……」
「ン”ッ、~~~あっちょっ、あっ待、待っ、あっ
……ゴフッ!ひ、ひひひふひ!!!ひっひっふーひ!!!!!!
ふふふふうふふふっ!!あああふ!!!あー!!!!!!!!!」
「おやすみなさい。ゆっくり休めるといいですが……」
ベッドはどこかにあるのだろうか……
てんしさま にこにこ
みなみなー
みなみなー
おててあわせて おいのりします
「天使が代弁したなら間違いじゃあらへんな、よかったな、尻尾はセーフや」
「ちゅうかもうこんな時間かいな。ロビーではあんま話せんかったな」
「うちは寝るで〜、明日も破廉恥罪のないよき1日であらんことをやぞ〜」
「少なくとも、殆どの子供が読み書きが出来るくらいには」
「桃色の髪の……名前、なんでしたっけ……」
「あなたはシスター?神父?なんですか?」
「尻尾はセーフ ヨシ」
天使の声だけど神様がトップらしいからままええか……
「では尻尾と引き換えに羽を触らせていただいて これでフェアですよ…生命体と非生命体であっても…」
「神を代弁します……尻尾はセーフ!」
「あっ、あっ、ンッ……ン!!!ン”!!!
ンンッ”……フ、フフ……フフフフフンッ”!ン!」