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「……なんとも言えない終わりには、ならぬよう…………ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
叶うことなら……共存というものが、出来ればよかったのでしょうね~……」
「でも、謝らないで切り抜けるのって難しいですよ~」ㅤㅤ
「ここから出られるかは……わかりません!ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
出られないかも、と思うのは覚悟がいることですが、ㅤ
そうしておく方が後々の不安は安らぐかもしれません!」
「人間関係は……大丈夫!私がいますよ!ニコ!」ㅤㅤㅤㅤ
「捕食者すらも滅び去り、後には食べ尽くされた星々しか残らない……というのは
なんとも言えない終わりかもしれません」
「そんな事が起きないように、かの微生物はどこかで根絶されるとよいのですが!」
「お優しい天使様」
「不安で言うと、やっぱりこれからのことは不安です」
「ここから出られるのかとか、人間関係とか……」
「私の手で皆々様方を家に帰す……というのは……難しい、ですね。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
何故かと言いますと、私自身もここに囚われてしまっているので……。ㅤㅤㅤㅤ
魂になった後のお導きであれば、極力ご希望に沿うようには出来るのですが……」
「理不尽なクレームには、謝らない方がいいこともありますよ」
何かを思い出し、表情が歪む。たぶん元接客業バイト
おでんわの おててして
みなみな みなみな
おくちだけ うごかして
だいあるー しました
「苦情を頂いた時は、貴重なご意見として…… ……謝ります!」
「天使?じゃあここから家に帰してよ…」
早く家に帰りたいキャバ嬢
「着信確認!もしもし、ミナミナですか?それはミナミナですね!ニコ!」
「不安でもいいですよ~」「夜ご飯の相談でもいいですよ~(無敵)」
「解決策を提示して欲しい、提示しなくていいので共感だけして欲しい……
そんなニーズにもお応えしていく所存です!!!!!!!!!!!!!!」
「天使さん…お悩み相談も多そうだけど」
「クレームも多そう。大変そう…」
「がんばりを応援します、エールエルエル~」
「………食べ尽くすだけ食べてしまったら……
……食べてた側も滅びるのでしょうかね~。」
「夜ご飯の相談とかしちゃおうかな(迷惑電話)」
「電波は届かないけど、天使ダイヤルは繋がりそう」
「電話お悩み相談室だとか、されてらっしゃるんですね。天使様は」
「不安はいっぱいありますけど、悩みはあまりないんですよね」
だいあるー
おでんわの おててをして おみみに あてて にこにこ
「食べるだけ食べてどっか行っちゃったのが余計イヤ~です」
「今は居ないので、かろうじて再建ができるとも言いますが!」
ぱくぱくの動きをした片手を、ぱっ。
「この様な閉鎖空間は、皆々様方のこれまでとは全く異なるものですね。ㅤㅤㅤㅤ
ここに、少なくとも7日いることになります。だからこそ……ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
悩みや不安は早めに解消していきましょう!相談したい時は、天使ダイヤルへ~」
がんばる つまり いいひと
いのりましょうね みなみな
おうえんしましょ みなみな
「応援されました やった~ こちらの天使さまを退屈させてしまわないように頑張りますからね…」
「私としても上手くいってほしいところです 博士が帰って来た時にびっくりさせたいので!
まあ、なんとかするのですが!」
たべられた。おくちぱくぱく
ずいぶん くいしんぼうな びせーぶつ もいたものです
ぶたさんみたいね
「自分のことだけでも手一杯だってのに…」
「かび……放置したパンに生えてるやつかあ……ちょっといやですね……
だいぶ厳しい環境みたいです……がんばってください……」
心からの同情をfor you...
「一週間引きこもりなんて、軽い運動不足になりそう」
「もしかすると、その為のプールかも知れません」
「娯楽なしの一週間かあ……異世界のおはなしを聞くのは楽しいので退屈はしませんが……」
「瘴気……うーん、まあ近いのかも」
「とある微生物…菌とかカビとか、そういうやつです!
それに有機物も無機物もほとんどボロボロに食べられちゃったんですよね~」
「今は食い荒らされた星だけが残っているわけでして…」
「わけわかんない。」
「テラフォーミング」
「SFの話題とか、している?」
「ムム、なるほど…… それは……とても意義のある行いですね~……ㅤㅤㅤ
命が育まれる環境が取り戻されること……天使としては応援しております!」
「…」
不審な程に周りを見渡している。
不安の表れだ。
「ここって本当に娯楽らしい娯楽が無いんですね」
「一周して来たけど、お腹が空くだけでした」