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「動植物が生きられない環境となると……瘴気の環境汚染とかですか?」
説明に理解を示してもらえてうれしそうにうなずき返した……。
「テラフォーミングした方が早いかも…」
「という観点から実際に種蒔き計画はサブプランなのですが」
「テラ・フォーミング」
「地球でやるんなら、ちょっと違うか」
「それ以外の意味があるのもまた正しく……(ゴロン…)」
「本質的には動植物が生きられる環境そのものの作り直しなんですねえ~」
しょくぶつ
おくちをうごかして うなづきます。
わかった かも?
「わわ……大地主ですね……さぞ壮観でしょう。たのしみです」
「農業のため、というのもある意味では正しいかも?
いつかは地平の果てまでずうっと続くような大農園を作ってみたいです」
「なんとぜーんぶ私一代でできちゃいますし 長生きなので!」
「やっぱり現し世の生命様視点の方がわかりやすいですねえ……」
「ヒトを、あるいはヒト以外の何かの生物を」
「増やすのかも」
「種まき」
「ノアの」「違うかも」
「種まきは、植物……はっぱとかおやさい、くだものや、おはななんかの
種……えっと……元となるもの、を地面に植えることですね。
ほしい植物だけを増やすことができるので、多くの人々が生きていく上では欠かせないものですよ」
みなみな みなみな
いのります いのりましょ
てんしさま きらきらね
「ムムッ天使のカン!なんとなく直接的な意味ではないような気はしますね。ㅤ
種まき……植物の種を蒔いて栽培をする(露骨な解説)……ではないのかも……」
「祈りましょう、祈りましょう。ㅤ
どうか終わりに、不安なきように」
たねまき
くちだけうごかして くびかしげ
「種まき……わあ、農業のための人工生命?
農園は人手がいりますから、正しい判断だと思います!」
若干たのしげにする……
「はい!博士の地球上最後の発明品にして、
“種蒔き”計画を仰せ付かった、テン・フカセツです!よろしくお願いしま~す!(選挙カー)」
みなみな みなみな
きぼうを しんじて
おいのり おいのり
「希望的観測は今後潰えていくかもしれませんが…
救いはあります、天使としてそう言います……」ㅤ
「造ったというと……人工の生命体ですか? すごい……」
まじまじとみちゃう……目のないお顔で。じろじろ。
「もしもし……きこえますか……きこえますか。えっと、蘇生薬です。
蘇生薬、蘇生薬だそうです……これ、使えませんか? ……考えておいてくださいね」
虚空に向かって小声で話しかけた…… ここにいる人々に話しかけたのではないようだ。
「耐久性、上げたら向こうでも役に立ったのでしょうが…」
「まあ、ものすご~く多忙な方でしたので!
このテン・フカセツを造った博士とて、
目覚まし時計を改造する事はついぞできなかったようです!」
「この『資源』というものをどれだけ残しておけば、
十分な水や食料が手に入るのか……というのも不明ですからね~
情報が欲しい所です。肉体というのは不便でもありますね~」
「資源、増えたら良いですね……」
「増えなかった時のことも、また、考えながら……」
「エビデンスがないままに手を出すには少々~……という感じですねえ」
「うーん この資源、最初に用意されていた時のように
どこかからまたポンと湧いて出てこないものでしょうか~…(願望)」
「どうにか持ち帰れませんかねえ……すごくほしいです」
持ち帰りができない可能性を示唆されしゅんとした。
「なるほど……壊されて停止するのであれば、耐久性をあげれば何とかなりそうな気もしますが……」
イエ~イミナミナ~ミナミナ~(パクパクパクパク)
「蘇生薬……については天使として言えることを置いておきますと……
……買って誰かに渡して置けば……万一肉体が死んでしまっても蘇れる……?
……いえ保存は効かないかもしれませんね……持ち帰り等も出来ない可能性はあります」