「取り敢えず合流かな。」

立ち上がったので代わりに寝転がった。頬杖。

「汝等、元世界帰還後、如何？」

キミら戻ったらどうするの？雑談の話題だ。

「ﾋｮ……」

暫くは突くと音が鳴るおもちゃと化していたDKだったが、暫くすると魂が身体に戻ったようでどうにか立ち上がるだろうか。

「た、確かに……で、でも、もうすぐ、なんじゃないですかね……？」

帰還措置をしているという通達からそこそこ日数は経ちましたし……と。

「ま、美味しいもの食べて、雑談してればそのうち帰れると思うっちよ。気楽にいこうっち。」

「不明。早帰還希望。……尤、完全安心交流可能場、是最後思考、少々名残惜。」

「で、結局俺等はいつ脱出できるんやろうな。」

「賑やかですね」

にこにこ
歩いてきた

「まーあね」

いいことも悪いことも。いろいろあったなあ。
突かれてるDKを見ながらしみじみ。

「煩。」

腰を抜かしたのを良い事に指で全身つっつきはじめた。
魂！早く戻ってきて！つんつんつんつんつんつんつん。

「ｱｰｰｰｯ!?!?!?」

そして色々限界だったのか、鳴り響いたクラッカーに鳥のような悲鳴を上げて腰を抜かすだろうか。口から魂っぽいのが出てそうな様子と化しているかもしれない。

「思い出には残ったろ、いろいろとな?」

「みつぽよの笑顔だけでも覚えて帰ってもらお〜♡」

傷だらけなのが惜しい。
明日にはもう少し可愛いみつぽよに戻ってたらいーね。

「精々楽過。」

ぽい。祝うだけ祝って残骸は投げ捨てた。

「ﾂｰｼｮ」

陽キャ濃度（？）の高い言葉に最早か細い声しか出せないビビりDK。

「ｿ､ｿﾝﾅﾂﾓﾘﾊ……」

かけられた圧のようなものには辛うじてそんなことを。

「何？堂々交際宣言奴？唾吐。其儘一生恋愛実行。」

祝って……祝ってんのかなあこれ……
と思っていたらスッと懐に手を入れて。

「流石にこれじゃ写真は撮れないっちねぇ」

「思い出作り、いいね。俺も並ぼうかな。」

カメラがないから記憶に焼き付けようとしている。

「思い出づくりのツーショ、みんなと撮るならおけ〜？」

まあカメラはないのだが。

「いや？俺の大事な人でもあるからね。」

「三人以上集合撮影、許可不要。」

グリッチ幼女。

「ツーショとやらは、母親の許可が必要なようなのだぞ。」

珈琲ズズズ…

「おっと、ツーショをするな、俺を通してもらおうかな〜〜〜？」

今日は怪我人ゆえ、その場から動けないし。
近付いて来るならウェルカム〜♡

「カメラあったらツーショ撮りたかったね♡」

からかっています、完全に。

「逆死。舌打。運良。」

デス戦車の逆位置だったので、シリンジシップを引っ込めた。
少なくとも幼女の手で消し飛ぶ事は避けられた。