拠点
最初に入った建物。
救護室や仮眠室、ロビーもある。
閲覧専用
Eno: 未ログイン
名前: ゲスト
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最初に入った建物。
救護室や仮眠室、ロビーもある。
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「もしかして難し~話の中に書いてあった?」
最初にもらった資料もほとんど読むのを諦めていたのだった。
やっと合点がいった。
「あのわんこたちそういう名前だったんだ~はえ~」
「また知らない顔だ……。」
猫に一瞥。
猫に人権って……何だろうな。
「エンティティって化け物の事だよ。」
「襲いに来るでしょ。」
「ま~知らない場所に知らないひとといるってだけでも…ゲームか映画~?ってカンジするケド~」
現実味がないのはずっとそうで。
だからこそある程度自分は受け入れられているのかも。
そういうものなのだと。
「しゃ~なしだから、みつぽよは帰れるまで楽しくしてるつもり~」
「みんなも楽し~って思えるよになんか考えよっかな~?」
こんな場所でも出来ることはありそうだし!
「そいやえんてぃてぃ?って何?みんな言ってるケド」
「スプラッター?……へえ……。」
ある程度はナーフされている、と。
経験と観測で結果が出ているのだけど。
まあ傘が刺さってる人もスプラッターと言えばスプラッターだしなあ……。
「そうだね。それは可哀想だ。」
「怯えるのも無理は無いよね。」
「怖いのはエンティティと行く末だけで充分……。」
「カモ~?」
「スプラッター!みたいな力?持ってるひともいるみたいだし~」
珍しくこれもNoを示したものの一つ。
耐性が無ければ厳しいものもあったろうな。
「そーゆー人いたら、ふつ~の人もいるからダイジョブって言ってあげたい~」
勝手に頑張って欲しい。
めげなくても気にしないし。
めげても気にしない。
「あー……それかな。」
「みんな怖がってしまったんだね……。」
「ここには人間以外も沢山いるみたいだしなあ。」
なんだそんな事かって気もある。
それだけじゃ済ませられない人が多いのかもな。
「そうでしかないケド~」
次も忘れられてたら、同じやりとりが繰り返されるだろうな。
めげないぞ。
「あ~!なんか人間じゃないひとたち?の話とかしてたかも?」
「みつぽよもとちゅ~からだったから、詳しいこと知らないんだ~」
「そうだっけ。」
覚える気が無い。
多分次も忘れている。
「何かね、こっちから血相変えて逃げてきた人を見たって聞いて。」
「喧嘩とかだったら怖いでしょ。」
「アルハラかなあ……。」
「みつぽよなんですケド~!」
何にも覚えてないじゃん!
「何かあったっけぇ」
「お酒作るぞ~ってみんなで要望送ってたのは夜だっけ~?」
「あー……なんとかかんとかだっけ。」
微塵もあってない。
「何か昨日の夜にこの辺で何かがあったらしい、て聞いたんだけど。」
「知らない?」
名前もそうだが、発言もぼやぼやしている。
「こんにちは。」
ひょこ、と顔を覗かせた。
「わあ……久しぶりだ。」
「全然来なかったから……。」
「あ、本当に仮眠室がある……。」
「あ、なんか昨日でゅらはん?がなんとかってゆってたかも」
そういうことだったのか~なんて言いつつ。
「死にそうなときに迎え来てくれるってコト~?」
「めっちゃ優しくない!?死んでも寂しくないじゃ~ん」
「…………魔法使いにデュラハンになんかよくわからん謎生物が混じってるこの空間でやっていけてる自分も普通の人間から離れてる気がしてきた。」
「あぁその通りなのだぞ。死期の迫った者の前に現れ、それを伝え迎えに来る妖精だ。
今はこの世界に迷い込んだ何も持たない小さきものと知っておけば良い。」
本当にこのメッセージを削除しますか?