「また……お大事に」
友人を手を振って見送った……。フランクフルト食べつつ。

「おわ！ 鼻血ダイジョブかー！？
やすむんだぞー！」

ぶぶぶん。手を振った。
宣伝してくれてありがとう。

「ん〜。」
「あっという間だったね。24時間は。
　それとも思いのほか長かったかな？」

「うおおはしゃぎすぎだろ……おつかれ～」
　赤にちょっとビビリ。本人も元気そうなのでまぁ大丈夫かと見送った。

「まぁ俺も基本中庭で寝てるな。寝袋で」
　たまにそのまま転がっているが。

「もうええ時間やな、今何時かしらんけど。寝る奴はおやすみやで〜」

「神様扱いはされとるなぁ、そんな大層なもんやないけどな」
「救いの神様が地面でごろ寝しとるわけないやろ」

ごもっとも。

「仮眠室なんてものもあるのか、久遠サンは野原で寝たぞ。」

「あ。」

鼻血、出ちゃった。

「興奮しすぎた！流石にそろそろ休むとするか」
「諸君、また会おう！！」

手で鼻を押さえつつ何処かへ行きました。

「仮眠室のほうは流石に静かなんじゃねえの？」
　部屋が違うのでそこまで大騒ぎしなければ寝られる程度だろうか。

「はー！楽しかった！思う存分満喫した！」

大きく伸びをして─

「帰ったらかぁ〜。」

｢僕の世界では元からお祭りがあったし…
帰ってから改めて行ってみてもいいかも｣

猫耳をしまった。

「ここはこんな賑わいだし、今日どこで寝るかな……」

「祭られる側ァ？　神様かなにかなのかい綺々羅お姉さん」
　気になる発言……。

「きせつ？」

なんか本で読んだことある気がするなぁ。

「ちょっとそれっぽいことするかァ」
「できっかな〜」

「歩いてたらいつの間にかここにいた、素晴らしい。帰ったら酒を祀る」

「あつい」

負けている。

「元場所、祭不可。精々今内楽。」

「光る剣ドクター戦で使えねえかなあ～」
　死ぬぞ。

「お姉さん祭られる側やからなぁ。お祭りやると怒られそう」

もっもっ、消費。

「ふふ～」
「まつり、帰ったらやるといいよ～♡」

「季節に合わせるのもたのしーし、みんなで盛り上がるだけでもたのしーからね～♡」

光る剣をカッコよく構えてから満足し、
わたあめを食べ始めた…
もふ…

「…………善。」

やや悩んだがOKとした。

「なるほど、かわいいって言われると
　ここまで戸惑うもんなんだな……。」

鏡は見てないが、見ない方がいい気がする。

引いたものを大事に握りこんでいる。
もういくつか被っているものだとしても。