「よし、じゃあこれを……。」

「遊ばれているわね……」

もらったいちごジュースをそのままにしておくわけにもいかないので、渋々飲んだ。冷たい。

「おお、盛況だな」

行き交う人々に少々嬉しそうにしつつ。

「あまりここいらじゃ見慣れねえ奴もいるな。宣伝バッチしでいいねえ」

「三正面作戦！？」

ぴくぴくが加速し始めた。

「あー……ダメだ。ききらはダメだ。
　もう死に体だ。これは。」

棒と合わせてトリプルつっつきをして遊び始めた。つんつんつんつん……。

「ウンウン　似合っているであるねえ」
「ウンウン　ピクピクしているであるねえ」

ぴくぴくしている。まるで電流を流されるカエルのよう

死体の確認をするように棒であちこちつんつんしている。

「凄いわ…あの止まる気のないキキラにとても攻撃を与えている…もしかして気ままな小さな子に………弱いのかしら…………」

「………………ききら。だったっけ。」
「猫耳6つ持ってるんだっけ。」
「女王にあげようという気はない？」

ついに煽動するという手に出た猫。
多分アイテム拒否設定だと思うので無駄に終わるだろうけど。

「ぐおはっ」

幼女にずぬって弄ばれている。

「猫耳だとかは結構よ、要らないわ」

女王様のポケットは堅牢だ
物を受け付ける気が一切ないのである

「物欲センサーってものね…沢山引いても出ないのは………」

>> 14764 >>14764
いちごジュース、いらないと言っても押し付けられたんだろうな。

「そう、それならお前も主催した甲斐があったでしょう」
「良かったじゃない、苦い思いをせずに済んで」
「調査に励む者たちには丁度良い急速になったんじゃないかしら」
「ワタクシの知ったことではないけれど」

ちら、と眺める人々の表情は楽しそうだ。

「そうだ、みてこれ！
　昨日リボンにつけてくれた。」

リボンにくっついて、揺れている。

「色々あるであるねえ……」
「ウーム　これはこれでお得感」

生きているなら倒さねば。わたあめの棒で追加でズヌってしておいた。
幼女に容赦の二文字はない。