葬儀屋さん (Eno:21)
「名乗るほどでもない、しがない葬儀屋です。
どうやらようやく仕事とおさらばできそうで」
葬儀屋/178cm/人間の男
顔に細かなヒビが走り、背に片翼を持つ異形。
黒を基調としたコートと白手袋をつけている。
死が訪れなくなった世界で。
人を死んだことにして、
見送る仕事をしていた。
ここでは、雨が降っていて。
ここでは、歪まなくていい。
それだけで息ができている。
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ただ、普通の死が欲しくて。
ただ、普通の色が見たかった。