拠点
最初に入った建物。
救護室や仮眠室、ロビーもある。
閲覧専用
Eno: 未ログイン
名前: ゲスト
AP: --- 資源: ---
最初に入った建物。
救護室や仮眠室、ロビーもある。
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「なん、だよぉ…来るな…近寄るなよぉ…ッ」
もう十分だ。
慈悲はいらない。
注射器を深く刺した。
「そう、だ…運が、良かったらしい」
理由も何故も知ってはいるが。
聞き届けて見送りはしたが。
確かに、望んだわけではないので、
説明することはなかった。
「幸運でしたね、本当に」
「生きているのだから」
青柳 が クレジオ に 回復薬α を送りました。
「ぼ、ボロボロじゃないですか……!こ、これ、良かったら……」
と手持ちの回復アイテムを。これでどうにかなるかはわからないが……
嗄昏木湖太 が クレジオ に 回復薬α を送りました。
嗄昏木湖太 が クレジオ に 包帯 を送りました。
「私は大丈夫ですが」
「こちらの方は……」
ボロ雑巾の方を見た。
まともに容体を見られる目ではないが。
「あんまり大丈夫じゃなさそうですね……」
白猫宅急便が運んだボロ雑巾は
落ちる猫を見て口を止めた。
なんとなく、察したか。
「…なん、なんだよ……」
そのまま動けずに。
地面に寝ている。
NaNは止まれを使った。
姿がその場から落下した。
床に引き摺りながら運んできたのでもしかしたらボロボロのボロ雑巾だ。
「ま、あとは誰かが回収してくれるでしょ。
んふふ、じゃ、僕はここで。ンナン。」
「あら」
「本当に奇妙な縁故ね」
久方ぶりに拠点に戻ってきたら、
何だか見覚えのあるもの。
「大変ですね、あちら側というのも」
嗄昏木湖太は折りたたみ椅子を使った。
椅子を広げて座った。ふう……
おんなのこはぶどうジュースを使った。
冷たくて甘い!
おんなのこは缶詰を使った。
氷の缶詰だ。飲み物を注ぎたくなる……
「………」
かつ、かつかつ、と鳴らす。
ローファーは地面を叩いた。
まだ帰るつもりはないが。
「……」
「理解」
脱出。場所を確認した。
ファラットはわたあめを使った。
適度にあまくふわふわだ
ファラットは合成ジャーキーを使った。
鶏のような牛のような…とにかく「肉」の味だ
「2週間くらいだったのかな。
突然の出来事にしては早い収束だったね」
保護袋を持って脱出口へ向かう。
行く先だけを見つめ、迷いのない足取りで。
「ところでDREAM、行き先なんだけど――」
脱出を前に一度足を止めると何事かを告げる。
その声は密やかに、悪戯めいた笑顔で。
「……とまあ、そんな感じで頼むよ。
最後まで世話になるね」
そうして望むように手配されたのを確認すると、
振り返ることなくこの『Room』を後にした。
「それじゃあ、さようなら」
本当にこのメッセージを削除しますか?