『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
『新規記録はありません』
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
布の感触。少し湿っているけれど、まだ生きてる誰かの温もりがあった。
朦朧とする意識で。最期に少し元気をふり絞って。左手はその身体を抱きしめるように、右手は頭を撫でるように添えた。
隣りにいてくれるその人に、一言伝えたかった。
「ありがとうございました」
言葉はただ、雨音と共に滴り落ちる。
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
目を開けるには、お腹が空いた。
くぅ、腹の音がなっている。今更気がついたけど、大した意味もない。
あと6日は生きられるかな。生きてどうなるんだろう。
ただ、隣が暖かかった。
"ノイン"は資源を R1,500 持ち出した
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
レイラは資源を R400 持ち出した
シックは資源を R400 棚に返却した
ポテトチップスとルービックキューブを貰った。
「……どうやって使うのかさっぱり分からんな。」
特に虹色の四角い箱は。なんだこれ、魔法か?
「先程の者の資源か。」
静かに持っていった。
「……使わないのは、何か勿体ないような気がするな。娯楽品と交換してもらおう。」
マクベスは資源を R500 持ち出した
一通り、人の交流を聞き終えた後。
浅い眠りを終え、猫はまた目を覚ました。
この浅い眠りも、幾何かで終わるか。
猫らしくないため息を吐いて、静寂に身を委ねる。
「わかった。………じゃ、2人ともまた後程ね。」
そんな感じで、またあとでをすれば、綾川もプールの方へ向かって行くのでしょう。
「じゃ、そういう事で」
「僕は僕でちょっとだけ作業したらロビーに戻るよ」
「それじゃ、また後で」
そうして彼女は出ていく事でしょう。
「ん、わかった。………んー、」
とはいっても、医者は何かすることがあるでもなく。
どうしようと言う様子でいます。
「私は………少しプールの方を見てからロビーにいくよ。」
あれからどうなったのか。すこし確認したかったようです。
「自由時間、そうしますか」
「猫はお昼寝でもしましょうかね」
どうするか。ということには
自由時間でいいと猫も述べました。
多分ロビーだかにいるでしょうけど。
少しくらい自由でいたってバチは当たりませんとも。
「そうだねぇ……」
「じゃあ、さ。僕、最後にやりたい事があるんだ」
「それまでちょっとだけ、各々自由時間にしようじゃないか」
「挨拶したい人もいるだろうし、ね?」
「一緒にいてもいいし、そこも含めて自由って事で」
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
「ふふ、いや、もう、その気持ちで十分というか………」
その顔は、どうしようもなく嬉しそうだった。
「すまない、あんまりこう言うことに、慣れていなくて………」
恥ずかしそうに頭をかいています。
「んー、何か、………とはいっても、あとはこれとかで遊んだりとかぐらいしか思い付かないが………」
あとは水鉄砲………ぐらいかな?
他にあるとすれば、あらためて探検とか、お昼寝とか、それぐらいですが………
「もう、いいのかい?」
たぶん、もういいんだろうな。
そう思って、言葉とスプーンを引っ込めた。
「まったくもう……2人ともシェアのしがいが無いな……」
残りのプリンをスプーンでつついて口に運ぶ。
最後まで綺麗に完食した。
もう、終わっちゃうのか。
「さて、と。お腹も膨れたわけだが……どうしよっか?」