『プール』
白いタイルと規則正しい大き目の窓で構成されている。
窓は割れ、崩れた天井からプールに雨が降り注いでいる。
雨と地味な噴水と、緑のない殺風景な中庭が見える。
水しか出ないシャワー室も一応ある。
『記録[
『新規記録はありません』
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
「そりゃ1週間もあったら特徴くらいわかるってェ~……」
「はァ~……顔あつゥ……やだわァ~もう」
こんな、最後でなァ。
……ずゥっと欲しい欲しいって泣いてたもん、口々伝えられて。
困るよ、ホントに。
「……ありがと」
「なぜ恥ずかしがる。詩人コガラシよ。」
勝手に詩人ってことにした。
「一人一人の特徴を掴めている。おまえの観察力は素晴らしい。」
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
爺さんにゃあんまりわかんねぇかもな。
食堂で見た奴ら一部使った、ちょっとしたミステリー。
書いてくれって頼まれて書いたやつ。
まぁ……約束を果たした証ってやつだ。
読み終わったようだ。
「面白かったぞ。聞いたことある人物ばかりだ。」
よくよく理解できたみたい。
「モールス信号?というのはよくわからないが、記号みたいなものだな?
堂の悪魔と言えばあいつしか思い浮かばん。良い作品ではないか。」
「………まぁ、うん」
「………頑張った。」
そうだな。
それだけ、それだけが胸を張れるな、その作品に。
全部出しきったんだよな。インクもなにもかも。
「うわ~~~~~~あんま納得いってねェ作品目の前で読まれるの地獄すぎる~~~~~~!!」
「殺してくれェ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
受け取って――
私も少女なのでおじいちゃんに分けつつ(カバー)。
「ふふ、出来の良し悪しじゃないでしょう、こういうのは」
「頑張ったのが大事なんですよ」
大人の頭は撫でてあげられないけどね。
>>20046 志依
https://aeoluss.sakura.ne.jp/DreamRayR/diary_view.php?log_id=258
示すまでもないと思いますが、こちらに。
残り少ないインクで書いたんだとか。
「大丈夫だ。おれはどんな詩も好きであったからな。」
残念!読む気満々だ!
「感謝するぞ。少女よ。」
優しく受け取り、読み始めるでしょう。