『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
>>9397
>>9402
「僕、初日にゆっくり休めたからまだまだ元気だし。二つは買えないけど、一つなら~って感じ」
「昨日は襲われたから。奪われるものはなるべく少なくしておきたいんだ」
蘇生させて、その後。どうなるかの答えになんかなっちゃいない。
どこか諦めたような声。
蘇生すれば食い扶持も増える。それだけ資源の総量も減る。
なら――蘇生は誰か一人の命と引き換えにした方が良い。
そこまでは語らない。
蘇生薬に関しては、聞くだけ聞いてはいたが口だしはしないようで。
………蘇生…、か……………
本当にするなら、蘇生された人へどう言ったものか………聞きたいな。
生き返る。そんなことが本当にできるのかとは思いますが
この『room』とやらのことです。
できてしまうのでしょう。
……それさえもが、タチの悪い冗談だったらば
なんて、悪い考えがよぎってしまいますが。
それから、隣程に来たらば人物を見ても、特に警戒することはなく。
「………そうか、わかった。結構な量だね………見つけたら捕まえとくよ。」
こっちとしては良い悪いはどうでも良いのだが………なぜそうしたかの理由が聞きたいし。
「蘇生……買えるんですか?」
凄く高額なのに。
「…私と、コンテキストさん…あと、黒っぽい男の人が少しだけ入れていた資源です。
多分、100とちょっとありました。」
「私は許せない。
見付けたら、教えてください。」
>>9392
「……そう、ですか」
懸念がある。これは考えすぎかもしれないが。
資源が消えれば命は尽きる。食せるものがなくなるから。
それを求めている可能性が、あるのではないか。
「えと、」「蘇生薬はかなり、お高めです」
「持ち得ている資源の大半が消えると思います」
「……大丈夫、ですか?蘇生薬、使った後とか……」
>>9379
「……おかげさまで、この通り元気いっぱいさ」
「そういうキミこそどうなんだい」
大丈夫か、だなんて軽薄な言葉を投げかけられれば。
例え死にかけでも同じように返すのだろう。
「まあ、実際、私たちは誰も彼らのことを知らないようだからね。物は言い様だよ。」
「そんな彼らのことを、本当に彼が知っていたかは………」
死人のみが知る、と言ったところだろうね、と。
「……選ぶ理由なんてどうでもいいか。僕は僕が生き返らせたい人を生き返らせるよ」
生かす命を選ぶなんて傲慢だ。
>>9389
「そのつもり」「一人だけなら、できる」
もし、本当に。本当に蘇生を望んでいるのなら。
それとも、蘇生なんてされないことを前提に動いているのなら。
コインの裏表、どちらを引いてもこちらには得。
>>9378
「そう……」
詳しくは問わず、自らの触角をそっと撫でた。
「なら……思う存分、したいことができるわね」
本当にしたいことは、もうできなくなってしまったのかもしれないけど。
「保管箱から取った、んですか」「……白衣の男」
「分かりました。俺も、見かけたら言っておきます」
かく言うこれもそこまで動かないが。
── 虹色の方がいう言葉を聞けば、息をして。
「……蘇生薬」「本当に使えるかも分からない、ですけど」
「生き返らせる、んですか?」
「……私はあれが冒涜だったとは思いません。
死んだ人を少しでも知って貰ってから、蘇生代を出して貰おうとしたんだと、思ってます。」
「それなのに……」
「さて、と。辛気臭い話は一抜けしてしまおうか」
「結局のところ、彼の真意は直接聞く他に無さそうだし」
アニマルセラピーの時間〜なんて言いながら、慣れた足取りで猫の横側に陣取る。
「……そうか。…あいつ、持っていったのか。………私はここから動くことはほとんどないが………見かけたら声をかけておこう。」
実際、ここで話している人たち以外とはほとんど面識もない。彼がここへくるかはまだ分からないが………くれば引き留めるか声をかけるかはしてくれそうだ。
「ん、なるほどね、
バカがわきまえねえから大変なことになったと」
身も蓋もない。
「俺は把握したからこの話いいぜ〜〜、って。
あー昨日のアンタ、大丈夫か?」
原因のひとつのクセ、ヘラヘラと
>>9319
「……はい、御子であるが故に…私は変わりつつあります。
もうどうしようも無いほどに。」
「だから……」
そこで区切った。
「はぁ………なにか言葉を掛けようとしてくれるだけで嬉しいよ………」
医者、たぶん何回かこういうこと経験してんだろうな………学習しろ………
「医者としては死者への冒涜は許せない。けれど、それだけをするなにか理由があるのなら………また私も考えようと思っている。」
やり場のない指先を絡み合わせて。
「最初に強い言葉を使ったのは私だ………悪い空気の流れを作ってしまった。すまなかったね。」
「演説を聞いてた子がいるなら……」
「いちばん冒涜されていた死者は、誰だと思う?」
「僕はあの死体たち、誰とも本当は親しくなかったと思うんだ」
「生き返ったらあいつが一番困りそうなのって……」
「31番?」
モニターを指差す。
「あっ、」「その」「大丈夫ですよ〜……」
「きっと大丈夫です」「その」「えっと……」
凹み人を励まそうとしたが、具体的な励ましワードが出てこなかった人の図。
来た人にはぺこ、と頭を下げた。
「……あの人は、資源の横取りはしませんよ。
"してませんよ。"
私も、あの資源の保管箱に少しだけ入れたりしましたが……」
「資源を横取りしてたのは、白衣の男でしたね。
私が見ていたので。」
「……そうだね。今後に期待しようじゃないか」
「もしも彼が蘇生に本気ならば……僕だって手を貸したいし、ね」
もしもそんな奇跡が、希望があるというのならば。
少しだけでも、誰かに優しくなれる希望の灯になれればと。
そう、切に願う。
「謎は残る、賛にも否にも染まらぬ結末……
それは中々興味深いモンだよねえ~、人間クン……」
「あーあ……凹んでてカワイソ……」
原因の言。
「流石に凹むわ………」
しょげりん。
「………まあ、信用するしないは置いといて、今後の彼の動向に期待…と言ったところかな。」
どうするかは恐らく、まだ本人しか分からないからね。
「コンテクストさん……髪と服装が少しだけ派手なお方です」
「何を言ったのかは分かりませんが、気分を悪くする人も出ていたらしいです」
付け足すように、ソファでポツリとこぼした。
「想定外の言葉。……葬式に目的」
「資源以外に目的があったとするなら、何が……」
「傷を舐める話はもういいでしょ、あれ以上好感度下がんないし……」
そっと傷を隠した。
「雨粒ちゃんたちはモニターでも眺めてなよ。
これからあの虹色よりももっと賛否を呼んであげる」