『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
>>6872
「いや、構わないよ。…よかった。」
退かされれば退かされたまんま。
動きはしないらしく。そのままソファにまたもたれてるのかも。
「ん、……すまない、長いこと寝てしまって。あまりにも温かったものだから……。」
「もう良いよ、ありがとう。満足した。」
>>6860
と、頭に置いてあった手を退かして立ち上がる。
「石鹸なんかがないとなかなかいらない皮脂なんかは落ちないからねえ…」
水だけであれば、2分間ぐらい頭をもみもみして乳化させれば多少は違うのかもしれないが…あの冷水をそこまで長く浴びれるわけもなく…。
「ハァ…どうしよう…」
また臭いの悩みが。
「……君のしっぽはまあ…毛染めにはいいかもな…。」
金髪なら綺麗なカラフルレインボーになりそう。
「毛繕いできればさほど臭わん。汗も肉球なんかからしかかかないから余計にな。」
犬猫は結構そんな感じ。普通の家庭なら大体月1シャンプーぐらいかな?
「水浴びはやめにしましょう……
タオルも無いとなれば、寒いでしょうし……」
猫は寒いのが嫌いです。みんな嫌いでしょう。
風邪も引きたくないので、シャワーへ行くとこはないのでしょう。
プールを見に行くことくらいはするかもですが
「え" お風呂入ってない子もいるの!?
くさくさになっちゃわない?平気?」
猫はズオ……と吸ってしまおうか。
邪な考えは表情にも現れていたりして。
「僕も暗くなる前に浴びておこうかな〜……」
「犬猫は汗をかかないからねぇ」
「体臭はそこまでひどくはならない分、体温調節が難しくなるそうだ」
「軽く濡らす程度に済ませるのをおすすめするよ」
「髪はどうしてもな…」
密度があるためか、拭うだけではなかなか汚れも臭いも取りきれませんからね。
「アタシは悪いけど毎日は流石にごめんだ…」
まあ、年寄りにはあの冷えは堪えるんだよ…なかなか…
「どうだろ…。毛繕いできるなら…浴びる必要ないだろうし…いや、まあ、お家の子なら入れてもらってる子もいるかもだけど…月一とからしいし…。何より今ドライヤーねえからな…。猫とか犬ってさっさと乾かさないと風邪ひくから…あんましおすすめはしないぞ…。」
小さな体で風邪を引いたら何というか、大変ですからね…。
「入浴かぁ。僕は……どうしようかな」
「服の裾でも千切って濡れタオルにするのもアリだが……髪だけはシャワーで洗おうかな」
できれば毎日洗いたいところ。
「……猫も浴びた方が良いのでしょうか」
猫は猫ですが、今は人に近いらしいですし
臭いなんて言われてはさすがの猫も気になりますから
「行ってらっしゃい…風邪ひくなよ〜…」
軽く見送って。多分ソファに座ってんのかな今はこいつ。ぼんやりしている。もらったヨーヨーするのもいいけど、なんかしてたら起こしちゃうかもだし…何より顔に当てちゃったら私の顔がなくなる。
とりあえずこの空間を眺めながら、次の記録の時を待つのみで。
「ハァ…アタシは次いつ浴びよう…」
めっちゃとは言わないが体温を奪うには十冷たい温度だったし。
嫌だなぁ…明日か明後日ぐらいかなぁ…
「ざっと流して来たものの……手を拭くタオルの一つもないのは困ったものだね」
片や毛まみれ、片や虹色の両手をさっぱり流して来たようで、指先から滴をポタポタと垂らしている。
「衣服で拭うのもはしたないが……仕方がないか」
「そういや、誰かタオル持ってるとか言ってたかも、貸してくれんのなら借りるのもいんじゃないかな。」
貸してくれるかどうかは………わかりませんが………。
「あー………」
そういやそうだったわね。じゃあまた機会のある時に………
「その人、猫のことを警戒してたみたいですから」
「やめておきます」
気持ちだけは受け取りました。
猫は気まぐれですが、人の気持ちを察することもあります。