『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
「汚いのは言葉だけにしてほしいのだわ~」
少年の方を見る。……自分と同じくらいの背丈。
襲われた方は、あまり見覚えがない。
「怪我人、きみが数えたぶんよりひとつ増えたね」
>>5472
「私めの着眼点は、なぜご老人に資源が3もかかるのかでございます。アルカンシエル様がなんとなくで決めた数字だとしても、本質的にはご老人に無駄と思うほどのデメリットであることには変わりません。私めは、そのデメリットこそ価値であり、活用できると踏んでおります。
例えの例えでご老人になってしまいましたが、ご老人には赤ん坊にはない知識や技術がございます。この知識や技術に対する対価の大きさこそが、資源を3たらしめる理由でございます!」→
「ええ、おかげでかなり…。やっぱ道具とかあるだけでこうも違うもんですね…。」
外科医。包帯の巻き方とかは熟知しているためか…だいぶ色々軽減できているらしい。医者ってすげえな…。
「…っとと、さっきのケガ人チェックの子だよな?カイルっちか〜!よろしくな〜」
「っと、まーだ穏やかにはなりそーにね〜な?」
「未だにその認識が改定されなくて僕ぁ悲しいぜ……」
食堂でゲボったのもこの男。
「うぃーっす、女医さん。多少は怪我楽になりましたかね。元気そうでなによりです」
あ、この人…襲われてそのまま気絶していたのかな。大丈夫かな。という目を向けている。が…
医者のくせに怪我人にあまり興味がない。クソカス。
「あ゛!昨日の汚ぇ〜戦法の!!!」
酷い言い方
「トーノっちが最後で俺が最初……今なら最強を決められるんじゃね…?」
?
「あ…トーノさんて言うんですね…。さっきはどうも、本当助かりました…。」
軽くお辞儀と、お礼を再び。どうやら、この女はここでずっと過ごしているらしい。
「なるほど、自己紹介。そういえば殆どしてませんでしたね」
「僕の名前はカイル・アシュフォード。イギリス人です。歳は16。
探偵を目指してます」
そう話す少年は、身長150cmちょっとしかない。歳の割にだいぶ小柄だと感じるかもしれない。