『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
「僕の仕事は雨粒ちゃん達を生かすこと!
だから手伝えはしないかな~。きみもその中に入ってるんだから」
「僕も資源が足りないから襲った、なんて思わないかな。
あの停電の時点じゃ、いくら資源が減るかなんてわかんないもの」
「だから言ったんだ。気に食わなかったからじゃないか、って」
他にも色々動機はあるだろう。
弱そうだった。
誰からも助けて貰えなさそうだった。
けれど、そんな後ろ向きな臆病さで真っ先に人に害を与えることはできるだろうか。
「まあ、多分明日になったらもっと色々わかるだろうよ。…あの機械の言ってることの真偽とかさ。……今も7日後、なんて言ってるから…既に怪しいんだけど。」
考えても脳みそ使うだけだし、アタシは考えるのはもういいかな〜、と一抜け。そのまま、またソファにずぶ…
「まあ、思うのは自由だよ。アタシは取れるだけ取られた感じだけどね。」
おそらく、3日も持たないだろうことは想像に難くない。
まあ…資源がなくなったらどうなるか…この身で確かめるのも悪くはないな…なんて。
「にしても…襲われといて、その後にわかるとこで全部奪ってくとかマジで大丈夫かよって感じだがな…その黒いやつ…」
流石に派手にやってるのは心配である。
「奪うことが好きな方もいるかもしれませんね!しかし彼らはどうしてそのようなリスクを背負ったのでしょう?
そして先程怪我を負わせた方々はどうして知りもしない減少量に杞憂を起こし凶行に及んだのでしょう?
私は……資源目的で襲われたとは思いません」
「何もしてなかったらそりゃ狙われるわ
いいカモにしか見えねえもん」
そうぼやきつつ
「こーいうときって逆に不安になるもんじゃね?
ポジティブなのは羨ましいけどな〜〜」
「追加の物資は平等に分けられない……ってことは、あの黒い着ぐるみが証明してくれたね」
「希望は薬だけど、楽観は毒だ」
「備えておくに越したことはないよ、なんだって――そのために僕はここにいるんだから!」
「とりあえず多分手元の資源が一部水と食糧になってるからそれは食っといた方がいいぞ。」
体力的にも色々ね。
「てか、サイコパスが何でサイコパスって呼ばれるのかはご存知だよな?まあ…今の状況、多分そんな感じのやつがいるんだろうよ。」
「まー追加の配給はそうだな〜、ドカ供給気絶部とかになれたらガチオモロだし、落ち込みすぎんのはあんまよくね〜ぜ?と俺も思う!」
すげー。ウルトラ前向きが居る。
色合いは嘘じゃないんだ。
その調子で雨とか止ませてくれ。マジ頼む。頭痛薬ギリ効いてるうちできぼんぬ。
>>5035
「僕が持ってたのは1000枚。試しに60枚使って、それから150枚が食料に変わった。ちゃんと数えてるよ」
掲げるは790枚の膨らみ。じゃら、と、ここの何人かよりは幾分多めにある。
「7日目……はどうせ帰るんだから考えなくていいとして、1日に150枚。6日までは耐えられる」
「でも、今日の通信機はまだ『あと7日』って言ってる」
「ナイフを買おうと買うまいと、1日分足りないんだ」
足りなかったらどうなるか知らないけども。
「おー、病弱君無事か?さすがに一日に色々あってこたえちまったか〜?ヤバだな〜…」
「ヘイトを買うで言うと誰だろ〜な?
…俺はその猫ちゃん以外に怪我したのを見た!はねぇからな〜
……たださっき怪我人数えてた子はちょい心配かもな〜」
探偵助手的な人を思いつつ
「資源が減る量が分かったのは、今日の停電の後でしょう。
ここに来てから初めて停電が起きるまでは誰もいずれ足りなくなると確信するほどの減少は経験していないと思われます。
箱とやらの交換で数時間で素寒貧にしてしまったならいざ知らず、7日生きられるだけの消耗で済むかもしれないし、追加の配給もあるかもしれない。そう希望的になりませんか?」
「あ、医者のアタシともう1人の医者は襲われてたぞ。アタシら医者はヘイト買いやすいのかな〜何つって…」
冗談のように言いはするが、冗談にも思えない。とりあえずまあ、警戒はしとくに越したことはないだろうな、という感じ。
「さぁ?他はまだ比較的平和そうだったし、特段いねえんじゃねえかな。……あーまあでも過激な発言してる奴らはいるんじゃない…?」
してたかどうかすら覚えてないが…いるかもしれないなという…
怪我してる人はある意味ヘイト買ってるから、それを見れば……。
そだったシスターちゃん見えんかったわ。
えっと、何人かはそれだけなら居るよね。