『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
「……とりあえず、僕は幸運にも襲われなかったんだ。
今は他の場所の状況も把握してこないと……!」
若干、声に焦りが見える少年はロビーから去っていく。
「停電の時間が仮に決まってたとしても
どうしようも無さそうですね」
「真っ暗の中じゃ、何も分かりませんでしたから」
目が良い猫でさえ、停電中は何も分からなかったから。
……襲われでもしたら、少しは見れるのかもしれないが
>>4169 綾川
「お〜お」
「処女じゃないんですかあ…? 自衛出来るお医者様なのはありがたいかも」
なにが面白いんだか、角持ちはニコ…とギザ歯を見せた。
「じゃあさあ、殴ったやつ分かったら教えたげるわ。したら殴ってくれる?」
「……」
もし本当にそうならば。…自分は、できることをやるのみ、ってわけか…。
いや、元々この命捨てたようなものだったし、こんなインチキな死に方もまあ、悪くはないだろう。
「フー…とりあえず、みんな無事に明日を迎えられないことが明確になっちゃった以上…アタシにはどうすることもできんね…。」
(……もしこれが、1日伸びたのだとしたら、消耗を最低限に抑えても確実に足りない)
(共有資源から取ればなんとかなるのかもしれないけど、当然全員分なんてあるわけが……)
口には出さずに、一人で思考を重ねていく。
「…え?………いや…てことはさあ…これ…雨がいつ上がるか…わかんないんじゃ……」
明日もこれが7日後、なんて言ってたら、ほぼ確定だろう。
とにかく何もないことを祈りつつ、ため息。
「ハハ、僕とんでもないもんに巻き込まれたみたいだ。
昔からこうだったな」
呆れて笑った。
「明日も同じ言葉が流れると僕は推理するね」
「猫ちゃんもそう思った?」
「通信機、声は届くけど向こうには聞こえないみたいなんだよね」
「中身はカセットテープだったりして」
不機嫌そうに尻尾を振った。ばさり、ばさり。
「…おいおい…一日…伸びた…のか…。」
こりゃ洒落にならんなマジで、なんて。これは…どうにかして生き残りたいやつが凶器を持ち始めるぞ…。
>>4129 重井田
「正直ぶっ殺したい気持ちともう誰にも手を出したくない気持ちで大変板挟みだよ…。」
心の中は大変らしい。けど手を出す様子は全くない。
「まあ、力だけでいえば…このなりでも一応殴り返せる筋力はあるが…」
それぐらいらしい。
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
『不具合が1件あります。担当者は速やかに確認をしてください』
>>4103 綾川
「お医者様なら殴ってもそうそう殴り返してこないと思ってんじゃないか…?」
それもあるかも。武闘派の医者って少ないからね。ソファ上で胡座かいて、三角尻尾をぐりぐりと手遊びしている。
「そこんとこ実際どう? 殴ってきたやつのこと殴り返したいと思います?」
『こちらは自動放送です。』
ザザ、ザ……
『……資源供給に不具合?』
『またか。湿気ですぐダメになる……どうにかしないと』
ザザ、ザ……
『次の[快晴]は推定約七日後です』
また放送が流れ始めた……
>>4073
「あ、食堂に居た、探偵さん……ですよね?
えっと、食堂ほどの惨事じゃないですけど、ここも少なくとも一人、襲われてました。
あと、その話を聞いたシスターさんがショックで倒れちゃいました」
自身の手帳を取り出して、内容を確認しつつ伝える。
「希望はないのですね、外の世界にも……」
「ええ、ええ……そんなの、解っておりました……」
ぼそぼそ呟き、息を吐く、
繋がれた腕の先、白い指は微かに揺れて。
彼方此方歩く元気は今はない。
もう少しだけ此処にいよう。
>>4098
「そういうことだ…。多分…洒落じゃない、ガチの殺し合いでも始まるぞこれは…」
人間の極限状態を舐めてはならん…、どんなやつが何をし出すかわからんからな…と付け加えて。
「君も用心しなよ…。」
>>4075
「まあ…そうだな…わかるが…」
どうやら向こうでも医者が襲われていたらしいからね…。と付け加えて。
やっぱ狙われやすいか…なんてぽつり。
>>4078
「……あ、そういうこと……!?
本来、全員が7日生きられるだけの資源が配られるはずが、最初のものしか配られないってこと……!?」
最初に配られた袋の中の資源で7日間を過ごすつもりでいた少年としては考慮範囲の外だったようだ。
「なくなったら」
「その辺の水は飲むのに適してないみたいだし、渇いて死ぬんじゃないかな」
人間が水無しで生きられるのは、確か何日だったか。
七日も無かったような、という記憶。
「ぴかぴか目立ってる僕は無傷なんだし……
襲った誰かも好みがあるのかな」
狙いやすそうな相手、狙っても罪を背負わなさそうな相手。
そんな子らが狙われるんだ、こういう時は。
そして次に狙われるのは。
「死神は構えているときにはやってこない」
「不具合?不具合……ええと、何のことだろう……」
資源供給システム。それが何を指しているのか、探偵見習いには判断しかねる様子。
「…多分、担当者がこなければ…この先、配給が無くなる…。……死ぬか、生きるかをかけた…資源の奪い合いが…始まる…!!」
まあつまり…かなりまずい状況だということだろう。
ところで、手当がようやく終わったらしい。怪我人はこいつ。