『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
「やんないか。そっか」
目を細めたのも、獣としての友好の証だったりして。
一晩しか……もしかしたら一晩すら共にしていないのに。
このいのちにとっては昨日から今が一生なものだから。
「猫はいいです」
猫は気まぐれですから。
敵意らしい敵意を感じなくなったので、目を細めるのをやめてにこっとしました。
猫の負けかもしれません(?)
「あの人が楽しそうにしてるところ、初めて見た気がします」
なんだかいつもネガティブ思考だった気がしますから。
楽しげにしているのを見ると、ちょっぴりしっぽが揺れました。
顔には出ていませんが
「ふんっ…!」
シャーッ…コッ!
「あ…」
戻ってきたのにキャッチし損ねたらしい。
でも嬉しそう。めっちゃ動きはまだぎこちないけど。
やはり表情はあまり変わらないが…なんかオーラがキラキラしてる。
なにやら目を細められているようなので
目を細め返しました。猫は簡単には負けません
「いい暇つぶしには、なってそうですね」
達人とやらはどれ程のヨーヨー使いなのでしょうか。
「そっか…よかった…。」
見るもやるも、どっちにしても良い暇つぶしかもしれません。
もうしばらく練習に励もうかと、ひもをまた巻き直しています。まきまき…
「いえ、君が楽しそうなのでここで見ています」
猫は人間観察が好きなのでした。
見られるのは嫌いですが
「見てるのも中々、楽しいですよ」
「ふん…」
だんだんコツを掴んできたのか、じわじわもどって行くようになりました。
もうちょいでできそう…
「…後でなんか…やる…?」
ヨーヨーでどうやって遊ぶかは未知数ですが…何もしないのも暇ですしおすし。
「……なんだ、人間のおもちゃでしたか」
人のものを取る訳にもさすがに行きませんから。
そうと分かればキラキラとした目を辞めました
その辺でジトーっと、見ています。
またしばらくやり方を考えて。
もう一回チャレンジしてみよう…。
「ふん…」
シャーーッ…キュル…チャッ…
「あ!!!」
ちょっと戻ってきて1人で喜んでいる。
よーよー、初めて見るなぁと眺めていた。
「ほかの場所を見てみようかしら」
あえて口に出してみた。
言葉が自分の口から自分の意思で出てくることを確かめるように。
そのまま、別の場所へ歩いていくだろう。
今度はちゃんとした足取りで。
「…ヨーヨー…手強い…」
しばらく考えた後、もう一度チャレンジしてみたが…やはり伸び切ったまま戻ってこない。
「反動をもうちょっと使わないとだめか…?」
しばらく頑張って奮闘している…。
>>3269
「び、びゃー………??」
とりあえず、テレビで見たものを見よう見まねにやってみる。
「んーと、こう、したに落として………」
シャーッ………………
「………」
伸びたままになった。どうやら、思ったよりも下手くそらしかった………。
「なにもないがある場所にようこそ、雨粒ちゃん」
>>3249
「やってみなよ、ビャーってやってビューって戻すの。
かんたんだよ」
顔色が良くなったのを見てか、にこりと笑った。
ヨーヨーを手渡す。どうも箱には玩具を与えたい相手に直接与える仕組みはなかったらしかった。
「そういや………乾いたかな、そろそろ」
白衣をカウンターに干していた。乾き具合は………そこそこだな。手にとって着直して、もとのソファに戻る。
………ソファとか見りゃ、お高いホテル………なんだけどな、
「よーこそー………。特になんかあるワケじゃないけど………空いてるソファならいくつかあるよ………」
もちょもちょと独り言のようだが、一応軽い説明のような何からしい。
この女もソファに座っている。
>>3240
小柄なあなたから慰めを受けて。情けなさと、少し元気が出たのが合わさって、顔色なんかも大分マシになったようで。
「………ヨーヨー、か………やったこと………ないんだよね………」
あなたの手にある玩具には興味を示している。
アルカンシエル は 娯楽品 を得た。