『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
この女は、刃物を二度とは見たくなかった。もし出してくれば、避けるだろうか。
けれども、今は少し落ち着いていた。
「………」
そして、この女からは染み付いた、鉄のような臭いと、薬品の香りだけがしていたかもしれない。
>>3198
この女は逃げない。避けようともしなかった。
そのまま手を、体を、目を震わせて居たけれど。しばらくすれば、荒かった呼吸も多少は落ち着くだろうか。
「そ、そう、だね、………そう、…だよね………あはは………はあ………」
今は、死ぬことよりも生きることに向かって足を伸ばしてしまう。愚かなものだ。どれだけ願ったって、本能では生きることを求めてしまう。
ならまあ………もう少し、こんな状況に甘えたっていいんじゃなかろうか。
深く息を吸って、吐いて。
>>3176
「星はみん見てるよ。ぜんぶ、なにもかも」
推理、するまでもない。命すら投げ出してしまう程に罪悪感を覚える行為はそう多くないから。
歩み寄る。絵の具の臭いが近付く。
背中に触れられるのなら、手を伸ばしただろう。
「だいじょうぶ」
「死体はここにない。血は見えない。雨粒ちゃんの死を望むやつなんて、ここにはいない」
「今は追われてない。だから、じっくり考えてみよーよ」
「片道切符はよく考えて使わなきゃ」
箱に入っているナイフが使えるかな。
渡したところで
>>3152
「………ッヴ」
あなたの囁き声が聞こえたのか。真っ青になって、蹲るように、勢いよく膝に頭をぶつける。
呼吸もだんだん荒くなってきて。
「ち、ち、ち……っ…」
違うとは、言わなかった。………言えなかった。
「は、………す、す、するにしても、道具、持ってきてたものを、さ、全部さ………なくなった、から、さ………あは………」
震える手を、声を誤魔化すようにへらへらとしてみるが………ちっとも隠せてなんかない。
まあ、実際のところ、怖がっている部分もあったのだ
>>3129
「雨粒ちゃん、追われてるんだ。もしかして……」
「誰か殺した?」
そおっと囁く。あなたにしか聞こえないように。
あなたにすら聞き取れなかったかもしれないけど。
「ここは時空間すら違いそうだから」「来たときと同じ場所、同じ時間だったりして」
「やることは変わんない?」「気が変わったりさ」
「ありがと、じゃあこれはありがたくもらっとこうかな………。」
とりあえず礼を言いながら、食料品らを袋のなかに仕舞って。しばらく暇だなあ、なんか遊べる道具とかもありゃいいんだが………
>>3120
「あ~………まあ、そう、だね…終わらせにきたって………いうか………。あーっと、まあ、ここまでさ、追っかけては来なさそうだし、引き留められて残念とは、あんまり思わないけど………まあ色々考えちゃうね………。これが終わったらどうしよ、とかさ………」
なんだかよろしくないことをしたような口振り。
今は逆に、何も気にすること無さそうだから気楽かも、なんて付け加えて。
>>3104
「……ふうん?雨粒ちゃんも終わりに来たの?」
「覚悟を決めたのに、こんな所に引き留められてざんねん?」
「言いたくないならいいケド」
「僕はそこまで空いてないしね」
「小さな恩でも借りっぱなしだと居心地が悪いのさ」
そう言って空いているソファにぽすりと腰掛ける。
空腹がそう遠いわけでもないのだ、シャワーで消耗した分体力は温存したいのだろう。
しばらく目を薄く開いたまま体を休めているだろう。
「あ、変化する方、か………すごいね?なんか………」
放送と女性の呟きを聞きながら、さっきの事を誤魔化すように口に出しています………。なんかめっちゃ冷や汗ダラダラしてるね………。
聞こえてくる音声によると、ある時間になると袋の中身が食料に変わるらしい。
「いづれ変わるのならこのままでいようかな」
いつ変わるかはわからないけれど
「だってアタシ死ににきたようなものなん………あっ」
言っちゃった。
そういえば手元の袋に少しぐらいは食料も入っているらしい?
「い、今のは忘れて………」
「大したことしてないのに………まあでも………ありがとう………」
けれども、とりあえずもらえるものはもらっとく精神のようです。パンとかあるのかな。もちょ……
「……いや…まあ食うなら……食えばいいよ………別に………」
なんか………大分あっさりした答えが返ってきたかもしれません。
諦めというか、何というかな………感じ………
綿積雫は綾川 遥希に食料品をおくった
空腹、というワードを聞いて。ぐうぅううぅうぅ……。おなかがなりました。
「雨粒ちゃん、知ってる?ヒトを食べるオオカミもいるって」
「空腹の一番の対処法は忘れることだ………」
なんて言いながら再びソファに横になった。ただ、それで今ここにいる人たちの空腹を思い出させてしまったかもしれないが………
「ヴン………あぁ………腹が減ってくるけど………あんま動く気になれねえな………」
でろりーんとソファに身を投げ出して。眠ってしまってもいいかもしれないな、なんて。
お祈りをしているひとをみてはっとする。
起きてからまだお祈りをしていなかった。
こちらも目を瞑ってお祈りの姿勢を取った。
暫くそうしていただろう(離脱)
「タオルがありますように……杖もありますように……祈りましょう、祈りましょう…………」
ソファに座ったまま祈りの態勢に入った。