『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
邪魔する気はないもんな。
ただ、ちょーっと目の端にでも入れてくれたら嬉しいだけだもんね。
(ちなみに150cm。多分この子の後ろが一番ちゃんとモニターが見える)
「あ、そうか、流石に立ってたらビビられるな〜俺もしゃがも〜」
モニター前でしゃがむ集団だ。
「へ〜、俺もめちゃくちゃスゲー楽しい事してたからかなりわかるかも〜?煙の匂い強えな…
あ、モニター見たいなら俺達にはお構いなくだぜ〜」
「そういえば……もう、停電の時間……ですか」
猫は警戒をしますが……
……この時に及んで、資源の温存をしたいと思ってはいたり
「ちょっと気持ちいい事してて〜っ」
煙の甘い香りでもするかも。
「停電前にモニターに集まってんの? どうぞどうぞ」
前を譲るか。
「お、お目覚めか〜?二度寝でもしてたか〜?」
目覚めた人を見てから
「ん、レジち……そうだな!モニターの前陣取るか!
集まるだろ〜しな!」
ねー。
(今日の予定を変える気はサラサラなく)
明日以降どうすっかなーってだけよんに。
何処でもいけちゃうからね。一緒に何処までも!
今の時間になってやっと起きて、掲示板を見る。
相当、資源0の数が増えた。が。
「……一日くらいは持つのか」
前日も資源0だった人を覚えている。
「ま、レジちとララちでせーので行けるのならそれもアリだけどよ〜」
「これからやる事あんのに急に予定変えるのもアレだろ〜?」
>>16033
「君は、」
ここに来る前に死のうとしてたんだったよね。
「ここに来て、死に損なったと思う?」
それとも。
「救える相手が増えたと思う?」
「結局後悔するならさ」「もう落ちるべき場所は決まってるんだ」
「全部、ぼくのせいにしていいからさ」
「君は最後まで正しく生きてきた、って言ったげる」
そもそもここも分からんしなぁ。
更にわからんとこが出てきた気分。
見たいといえば見たいが、落ちたいといえば落ちたくないそんな塩梅してる。
>>16003
「…………」
心が、ぐしゃぐしゃになっていて。
「私は、私は………」
言葉に、ならなかった。
もう許されてもいい、だなんて。私が許されざることをしたのは、ここに来る直前だったのに。
それでも、涙が止まらなかった。
「……ただの、運次第……?
それとも……何かしらの、条件……」
分からない。
そもそも前例が少なすぎるし
この場所の情報も無さすぎる
……猫はただ、心配にしっぽを揺らすばかり
「瓦礫だらけかな?それともなんか無限にダメージでも受けて死ぬのかな、或いは普通に元の場所かな?ま、真相はシュレディンガーってね」
「どんな場所かは知らね〜けれど
一人一人入るしかね〜なら俺行かね〜、パス!」
>>15966
「友人だって」「ふふ」
「……それ以前に、僕はそういう存在、だから」
「大事なお友達に手を貸すくらい、どうってことない」
「君は」「ずっと人を助けてきた。助けるために生きた」
「許されていいんだよ。もう」
どこか見透かしたような目。
……見えているものなんて何も無いのに。
「……………………」
もう少し、彼女といられると。顔を見れると思っていた。
もう少し、話せるとばかり思っていた。けれど。
「…………どう、…なったん、だ…?」
落ちたその先は、誰も知らない。
「おー、見事な担がれでやーんの。オモロ」
「どうなってるもこうなってるもねぇだろ、モニターで観測不能になってる、それだけ」
「…よく、さ…?」
知ってる名前と、増えたと言う声に、顔をあげた。
画面には、彼女の隣には。
見慣れない灰色の文字が浮かんでいた。
「…………そう、か……」
急がなければならない。
「ってか運ぶアンタら落ちるんじゃね?
行くなら行っちまえよ〜さっさとさ?」
見送りとも言えない見送りの姿勢でもしようか