『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
「…………。」
そして死にたい理由も。死ぬことが決まっていて、死に方を選ぶ事が前提になってるのは。
仕方ないことなのか、悲しいのことなのか。どうなんだろうな。意味なんてないのかもしれない。
「……あーそうそう、誰も殺しに来なくても、私は死に行きますので。」
「本当なら、このナイフが自分に向けられたら今頃すぐに死ねたのに。どうしてでしょうね?」
赤く錆びたナイフを軽く振り回して、仕舞う。
>>14533
「そりゃそうだ罪は消えねぇ。だからその分善行を積むしかねぇ。戻る戻れないの話じゃない、マシになるかどうかってだけだ」
「指し示すってなんだよ、自分の事は自分で決めるべきだろ。んな事を唆すような奴にお前の価値が決められてたまるか、諦めずに自分で歩いて行けば必ずお前のことを見てくれる奴は現れる。そうしたかったんだろ?だったら諦めるなよ」
「まあ、でも、今日で四日目、五日目でしたっけ?折り返しも過ぎたんですし、それなりに色々明かすには、ちょうどいい日だったかもしれませんね」
微笑む。にこ
「……」
総てを、一通り見届けた男は。
尚、願いは変わらず。
穏やかに死にたい。
だから、眺めていた。
自分らしく今さら悪に染まりきれない。
かといって善を行う勇気は消えた。
意気地無し。
「………」
薬なんかが。呼吸器なんかが。点滴なんかがあれば、またま救えたかもしれない、目の前の命。
………一度死んだ命でも。生き返って、目の前で生きていたんだから。
突きつけられた現実に、悔しくないわけもなかった。
>>14511
「え、馬鹿?そうですが?これでも正気ではありますがー。」
「あー、こっちの方が良いかな?」
「…"ぼく"だってやりたかったよ。誰もぼくを見ちゃいなかったし、けどあの方はぼくに果たすべきことを指し示してくれたのに出来なかったから見棄てられるのは決まってるじゃん?」
「今更戻ろうとしたって無理だよ。」
「きみだって、気づいているんじゃなぁい?」
>>14505
「もう一回刺されてんだよ…」
と抑えていた傷口を指す
「俺は警察だ、人を傷付ける側に回るつもりはねぇ…それは俺の信念にも関わることだ。堕ちるぐらいなら死んだ方がマシだな」
カミングアウトも形それぞれ……ですか
猫は特に語るような過去もなく。
だけど、『病気で余命わずか』という言葉には
どうにも引っかかるところがあったようで。
「………」
人が、皆が、次々と、様々にカミングアウトをするなかで。
女は、医者は。
自分の秘密を、心の奥へとしまっていく。
>>14492
「さっきから何なんだよお前…?バカなこと言ってねーで正気に戻れ」
「何があったのか知らねーけど、一矢報いる必要なんて元々なかったろ。自分に価値がねーって思うんだったら今からでも困ってる奴らを助けろ、傷付けた分罪滅ぼしでもしてこい」
>>14485
「しねぇの?残念だな〜?
ってか、救助まで待つつってのほほんとしてっけど刺されるとは思ってねぇの?こんな囲まれてんのにさ?」
「お強い事〜」
「カミングアウトしまーす!」
「ボクの心臓の病気は治らないしなんならもう余命あんまり残ってないらしいです」
「でもナイフで殺されるのは嫌なのでせめて病気で死なせてください」
「ということで、」
「次の停電で私を殺してくれませんか?」
「いるんですよね、殺した人たち。あぁ、私に裏切られた人たちも殺りに来て良いですよ。この顔もう見たくないんでしょう?」
「…私は負けました。」
「端から弱い弱い弱虫でした。」
「強くて威張る差別主義者のような奴らに一矢報い得なかった屑です。」
「誰も"お迎え"に連れて行けなかった。」
「何も果たせなかった私は、生きる価値なんてないと思いますよね?」