『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
「でムラサキクンはたのしそーだし」
一応初対面で名前は聞いていたはずだが
どうやら覚えていないらしい
「でも、そのままおとなしく死ぬほうがマシだろうぜ。
……なんか、同じような気がすんだよ」
知ってる地獄の匂いがする。気の所為。
「……私も人を襲いましたけど。」
しれっと。
「貴方達みたいな感想は抱きませんでした。」
「なんだ、やっぱり皆さんも汚い存在ばっか。」
ドロリと、黒く。
>>14248
「……やります?」
それは良いことだ。行幸。許可を貰えるなら、死にそうなら、私は絶対に大好きな君から殺す。
あー、とんでもない騒動ってこれのことか。長居しない方がいい、と言っていたのも。
「……私もバンケットの方、見ますか。」
そう言ってロビーを離れる。
その手があったか……。
「死んでも終わらない」とはいえ、死んだらしばらく黙っちゃうやん?
だから、下手に死なれたらしばらく寂しいなー思ってたけど、そっか。
「殺したら、一番カワイイとこ覚えててもらえるのか」
「……下手に動かない方が良い、のはそうだと思います」
「ただ。それは動いてはいけないことには繋がらなさそうです」
バンケットに駆けていった者を見届けてから、モニターを見る。
観測範囲外に陥っていないのを、虚ろな蒼で確認している。
「なかよくか〜、さあ、どうだろうな?
で、中々にアンタらも好き放題だな、ヤベ〜、理論持って刺すのは気味悪くね?」
襲いかかる人間の基準を聞いてるかもね。
「あーあ、中々に目立って幸せ者じゃんか、あの羽生えちゃんさ〜?オモロ」
「………観測範囲外、ね………。さっきの音………まさかどっかの窓が割れたんじゃ無いだろうな。」
まさかと思ったことを一言、ぶつけてみる。答えがあってもなくても関係ない、構わない。
「どうせ殺すなら、害悪な人間。大好きな人は殺さない」
だってこれは私に刻まれた、私だけの権利だから。
「でもそれはそれとして、人は矛盾を抱えています」
「どうせ手を汚して殺すなら、大好きな人がいい。大好きな人が私以外に殺されるなんて真っ平ごめんじゃあないですか♡」
アタシなー。なんか、仲良くなって嬉しいと逆に行くっぽい。
でも別に嫌いとかじゃないんだよな。嬉しいからやってるっぼいんよな。
まあ思い出したのさっきだから分からんけども。
動けん可能性あるのか……。大丈夫かな、暗い時のアタシ。気遣ってくれるんだろうか。
あとまあ、棚バトル見れんのも未練かも……。
「Notです。私の中で害して良い人の中に含まれていたのは、人を害していそうな或いは害していたらしい人、資源をそれなりに持っていそうな人、そしてその時点で複数人が狙わないほどヘイトの集まっていない人が条件でした。まあ襲撃したの二回だけですけど」
本当はナイフじゃなくっていつも使ってる特性のお菓子が良かったけど、小瓶は消えていた。と語り
「あ、マブの二人と、探偵さんは最初から択に入れてませんでした。だって仲良くしたかっですし。タチヤマさんは別ですけど」
「範囲外なら、DREAMの観測できる範囲から出てしまったのでは……?」
「外……という訳ではなさそうですよね、目の前で消えたって……」
今更モニターを睨む。
わあ、本当だ。
「……本当に死んだだけならずっとマシだろ」
嫌な予感がした。
もうここから動かないほうが、いいか。